バウハウス100周年フェア開催
小林時計店 小倉本店では10月12日よりドイツ、そして世界のデザインに大きな影響を与えた “バウハウス”の設立100周年を記念した、「バウハウス100周年記念フェア」を開催しております。
バウハウスとは・・・
バウハウス(Bauhaus)は、1919年にドイツ中部の街”ワイマール”に設立された造形大学です。バウハウスとは、ドイツ語で「建築の家」の意味。
ここでは、美術、デザイン、工芸、建築といった、造形に関するさまざまな教育が行われました。
1933年にナチスによって閉校されるまで、わずか14年という短い歴史でしたが、現在も世界のデザイン・建築界に影響を与えています。産業革命以降、機械による大量生産が進む社会の中で、工業化に対する革新的な芸術運動が盛んに行われました。
その流れの中で、バウハウスはその実験的・挑戦的な試みにより、近代デザイン成立の上で大きな役割を果たしました。引用元(https://hataraku.vivivit.com/column/bauhaus_201810)
そんなバウハウスのデザイン「バウハウスデザイン」は時計のデザインにも大きな影響を与えています。
小林時計店 小倉本店にも、そんなバウハウスデザインの影響を受けたブランドがございます。
ノモスグラスヒュッテ
ドイツを代表する国民的腕時計ブランド。”ノモス グラスヒュッテ”。
自身ではバウハウスの影響を受けているとはあまり公言していませんが、そのシンプルで機能美溢れるデザインは、まさにバウハウスそのもの。
バウハウスの影響を公言しないのには訳があり、それはベルリンに自社でデザインスタジオを持ち、常に挑戦的なデザインや広告を打ち出しているからなのかもしれません。
今回のフェアノモスグラスヒュッテでは日本限定モデル「フォーシーズン」をご紹介させていただきます。
「フォーシーズン」は、ドイツの産業界に影響を与えたデザイン学校「バウハウス」の創立100周年をはじめ、ノモス社が2020年に設立30周年を迎えることや、日本における正規輸入代理店である大沢商会と同ブランドとのパートナーシップ締結20周年を迎えることなどを記念し、節目の1年を四季を通して祝福するモデルとして製作されたモデルです。
現在店頭にある「フォーシーズン」は(春)と(冬)の2本。
それぞれのモデルには、「草木染」という日本伝統の染色技術を用いたストラップが四季のイメージの色で取り付けられています
ノモスグラスヒュッテ
タンジェント「茜」(秋)
ケース素材 ステンレススティール
ケースサイズ 35mm
ムーブメント 手巻き(アルファ)
防水性 3気圧防水
風防 サファイアクリスタル
別途ストラップ1本付き
定価 260,000円(税抜)
秋をイメージしたタンジェント「茜」モデルは、暖かみのある赤、モカブラウン、金色を使いそれぞれが輝きます。またカーフレザーストラップを赤く染める茜の根は、日の丸の赤を染めるのにも使われる素材。
その他の季節のモデルも「屋久杉」「槐樹」「藍」と日本独自の素材を使った草木染のストラップが付属します。
日本独自の伝統の染物文化とドイツが誇るバウハウスの影響を受けた合理的な工業製品がひとつの時計の上で美しく結びついた1本と言えるのではないでしょうか。
ユンハンス
ドイツの時計メーカーでバウハウスデザインの影響を色濃く受けているメーカーならユンハンスを外すことはできないでしょう。
バウハウス最後の巨匠と言われるマックス・ビル氏が今に続くユンハンスのデザインの根幹を作ったという事はもちろんですが、現在の発売されているモデルも勿論、そのコンセプトを含めてすべてバウハウスの精神を体現したモデルだからです。
ただし、数あるシリーズの中でもどうしても気になるのは、「マックスビルコレクション」となってしまいます。
バウハウス、デッサウ校でバウハウス創設者ヴァルター・グロピウスやパウル・クレー等に師事したマックスビル。シンプルでありながら機能美溢れるそのデザインは、まさに「バウハウスデザイン」を時計で体現した姿だといえるのではないでしょうか?
今回はバウハウス創設100周年を記念して作られた限定モデル“マックス・ビル バイ ユンハンス オートマティックLtd1000”をご紹介いたします。
バウハウス創設100周年記念
“マックス・ビル バイ ユンハンス オートマティックLtd1000”
型番 027/4901.02
ケース素材 ステンレススチール(アンスラサイトPVD加工)
ケースサイズ 38mm
ムーブメント 自動巻(Cal.J800.1)
防水性能 3気圧防水
世界限定 1000本
価格 168,000円(税抜き)
シンプルで唯一無二なバウハウスデザインのユンハンス・マックスビルコレクション。
いつも通りのデザインに表現されているのは下の写真に写る、バウハウスの本拠地。その姿自体がバウハウスデザインである、デッサウ校の校舎。
「白」、「黒」、「グレー」。そしてドアやベランダにちょっとだけ差し込まれる「赤」。
この配色がみごとにケース径38㎜の時計とストラップの中に表現されています。
また、裏ブタにも一工夫が・・・
お分かりいただけますでしょうか?
上記写真のバウハウス・デッサウ校のモチーフとそこから覗く内部のムーブメント。
しっかり、校舎のドアの赤色も表現されています。
もちろん裏蓋には「100 JAHRE BAUHAUS」と「DESIGN BY MAX BILL」の刻印が。
遊び心と拘り、そしてしっかりと「バウハウス100周年」「マックスビルデザイン」を記載するところも、バウハウスデザインの重要なメンタルに通じているとも言えます。
今回のバウハウス100周年記念フェア。
ご購入にあたり、各メーカーからスペシャルノベルティをご準備頂いています。
また、今回も行わせていただきます!
この機会に是非、小林時計店にてバウハウス100年の鼓動を感じてみてください!!