SIHH 2019(ジュネーブサロン2019) 速報 ピアジェ
続いてご紹介するブランドは、ピアジェです。
ピアジェの今年の新作で1番のトピックと言えば、こちらアルティプラノにメテオライト文字板が採用されたことでしょう。
元々ピアジェは1960年代から70年代にかけて、輝石を文字板に使うことを得意としたブランドでした。
石を文字板に使用するとなると、破損防止のため文字板自体の厚みが必要となってきます。
時計自体を薄くするためには、文字板の厚みが増したが為、機械を薄くせざるを得ません。結果として、ピアジェは常に薄型の機械を追求することになり、それが現在のピアジェのアイデンティとなっているのです。
そんなピアジェが2019年発表したメテオライトを文字板に採用したアルティプラノ。
写真では18Kピンクゴールドケースに「グレーメテオライト」文字板を採用したモデルと同じく18Kピンクゴールドケースのベゼルにダイヤをセッティング、「ブルーメテオライト」文字板を採用したモデルがあることがわかります。
搭載されたムーブメントはピアジェが誇る、極薄自動巻ムーブメントCal,1203P。
厚みが出てしまいがちな自動巻時計を、このムーブメントを使うことで、薄くまとめ上げています。
今回写真は撮れていませんが、アルティプラノでは他にもバケットダイヤをベゼルに配置したモデルや、メテオライト文字板でトゥールビヨンモデルも発表しております。
アルティプラノ以外のモデルでは、各モデル新色の発表が華やかに行われていました。
ポロSの18Kゴールドケースにグリーンのグラデーション感のある文字板、マットグリーンのクロコダイルストラップ。非常に色気のある色の組み合わせで、スポーティーなイメージのあるポロSに華やかさをもたらしてくれますね。
ポセッションの新色チェリーカラー。そしてトラディションの新色も女性らしいやわらかい色の文字板で、これまでにない感じです。
当店での人気の高いライムライト“ガラ”も新しい文字板が・・・M.O.Pが使われているのが非常に美しく、実物が見てみたいです。
各モデルとも、カラーバリエーションや文字板の新素材の発表だけなのですが、ただの色違いや素材違いと侮ることなかれ、ピアジェが新色を発表するということは、その時計自体のイメージを変えてくれます。
安易にデザインを変えず、変わらぬデザインで我々に、驚きをあたえてくれるピアジェ。
皆様にご覧になっていただく日が楽しみです!!