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戸澤2025.01.22
2022.01.02
腕時計
どうも、モリタです。
あけましておめでとうございます
いや~2022年ですね。
令和ももう4年目を迎えるというね。
ついこの間元号が変わったと思っていたら既に4年。時がたつのは早いもの…
今年も頑張っていかねばなぁと思っている所存でございます。
小林時計店は例年のお正月通り、お店の中央最奥の場所に三宝にのったお鏡が登場しており。。。
このお鏡と琴と尺八の音色のBGMで「お正月感」あふれる店内となっております。
1年間でこの時だけの貴重なお正月モードの小林時計店。
是非ともご来店いただき、この雰囲気を味わっていただけたらと思います。
さて、2022年は小林時計店にとって区切りの年でもあります。
それが、これ!
「Yah~祝90周年!」・・・汗
軽~くて「手書き感」あふれる告知で大変申し訳ありません。
小林時計店は今年で創業90周年。
90年前というと1932年。元号でいうと昭和7年のこと。歴史的な出来事でいうと5・15事件で犬養毅首相が暗殺されたという、ちょうど時代の雲行きが怪しくなっていたころ。
小林時計店は今の魚町銀天街ではなく、当時の小倉駅(今の西小倉駅周辺)近くの室町にて創業いたしました。
今の場所に移ってきたのは1958年(昭和33年)。小倉駅の移転に伴い今の魚町銀天街に店を移しました。
当時のお店の大きさは今の4分の1。
間口の小さなお店だったとのことです。
ちなみに小林時計店といえばこの方、前店長竹田が入社したのが1964年(昭和39年)。今回ブログを書くにあたり当時のことをちょっとだけ伺いました。
竹田も入社当時は時計修理の修業をしていたらしく、お店の4階に寝泊まりして勤務していたという・・・今ではなかなか考えられない時代です(今小林時計店の4階は屋上ですからね)。
1964年といえば前の東京オリンピックが開催された年。まさに日本は高度成長期真っ只中。
当然北九州工業地帯が間近にある小倉の街は大いに繁栄して、それはもう華やかな日々だったそうです。
宝飾品に関しては有名なデビアスの「ダイヤモンドは永遠の輝き」というキャッチコピーが大ヒット、多くの方がダイヤモンドを装飾品としてご購入。
時計は機械式時計の技術革新が進み、クォーツが発売される前の最も機械式時計が成熟した時代でもありました。
竹田さんの話を聞いていると、それは本当に日本で、この北九州小倉であった話なんだろうかと、思わず異国の話を聞くような気分になってしまいました。
残念ながらそのころの写真はありませんが、1990年代と思われる小林時計店の写真を掲載いたします。
今とはかなり違うお店の雰囲気ですが、よく見ると所々に今も残る面影がありますね。
銀天街の石畳も昔のもので、そういえばこんな感じだったと思わず懐かしく感じる風景…ただし私モリタは当然のごとく入社前の景色です。
今と違って舶来時計のコーナーはこの1面だけ。
今のお店でいうとカシオコーナーからグランドセイコーのコーナーにかけての小さなスペースで展示されていました。
写真をよく見ると「ロレックス」「オメガ」「ジャガー・ルクルト」「オーデマ・ピゲ」なんかのロゴが写っています。
当時はこんな小さな展示スペースで事足りる本数しか置いていなかったんですね。
本当に良い時代です。
90年・・・
改めて考えると途方もない年月です。
その途方もない年月、多くのお客様に愛されてきた小林時計店。
これからもその期待に応えられるお店として、歩んでいかねばなあと決意を新たに致しました。
ということでオフィシャルな(落書きされていない)90周年ロゴを。
これが、正しい小林時計店90周年ロゴ。今後様々なところでこのロゴをご覧になっていただけると思います。
そして更に10年後、小林時計店は100周年を迎えることに。
これまでの90年。これからの10年。
どのような時代を迎えるかわかりませんが、90年間貫いてきた誠意ある商売をこれからも貫けるよう精いっぱい頑張ってまいります。
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100周年の時・・・10年後、自分が何歳か考えたら、正月早々恐れおののいてしまいました。
えっ・・・か、還暦!?