ステンレスブレスウォッチが欲しい!(末永くよろしく!本気時計編)
前回のブログに引き続き今回は長く愛用することが大前提の100万円前後の本気時計の候補をご紹介します。
条件は、ステンレスブレスで
①機械式時計
②40mm以下(できれば38mmくらい)
③重すぎない(外したくならない) です。
今回は実用度と満足度の評価を☆で表現しました。
この度合いは自分が使っていく上での評価になるのでどうぞ悪しからず。
1.IWC パイロットウォッチ マークXX
(画像はhttps://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/pilot-watches/iw328204-pilot_s-watch-mark-xx.htmlより)
IW328204 ¥951,500
ケース径:40.0mm(縦48.6mm) ケース厚:10.8mm
当店でも大人気のマークXX(トゥエンティ)。
長く人気のあったマークXVIIIから120時間のパワーリザーブを備えた自社製造ムーブメント(Cal.32111)や工具無しで交換できるベルトを携えてリニューアルされました。
パイロットウォッチらしい視認性の良さや流行り廃りの無いデザインは永く愛用していくには持ってこいです。
パイロットウォッチと言えば黒文字盤がスタンダードなのですが、この文字盤は非常に高級感があるサンレイ仕上げ。満足感や所有欲をより満たしてくれるのはこちらかなと思います。
マイナスポイントはなかなか入荷が無いというところ。
お客様にも満足にご案内できていない状態のモデルをスタッフが着けるわけにはいかないですよねームムム。
実用度:☆☆☆☆
満足度:☆☆☆☆
2.IWC ポルトギーゼ・オートマティック40
(画像はhttps://www.iwc.com/jp/ja/watch-collections/portugieser/iw358312-portugieser-automatic-40.htmlより)
IW358312 ¥1,177,000
ケース径:40.4mm(縦:48.6mm) ケース厚12.3mm
IWCと言えばやはりポルトギーゼ。
レイルウェイのミニッツトラックや6時位置のスモールセコンドのクラシックな雰囲気が良いですよね。
厚さや大きさを考えると純粋にドレスウォッチとは呼べないかもしれませんが、現代の慣習を考えると充分ドレスウォッチとして使用できるのではないでしょうか。
また、実用を考えるとこのくらいの大きさがあるほうが普段から使いやすく壊れにくいのではと思います。
ムーブメントは自社製Cal.82200。
IWCの輝かしい歴史の中でも傑出した時計師として語り継がれるアルバート・ペラトンが開発したペラトン式自動巻を採用し、更に一部パーツをセラミックで作ることによって巻き上げによる損耗を限りなく抑えた他社とは一線を画した仕様。
また、テンプもフリースプラング化されており、見栄えも良い THE 高級機です。
フェイスの好みが合うようでしたら総合的な満足度が非常に高いモデルです。
ただ自分の好みは青針よりも金針、もしくは青文字盤。どちらもSSブレスモデルが無くブレスを単体(¥213,400)で購入する必要があるため今回の趣旨とは少しずれるかな。
実用度:☆☆☆☆
満足度:☆☆☆(他カラーでブレスがあれば+☆☆)
3.ブライトリング ナビタイマーB01 クロノグラフ
AB0139211G1A1 ¥1,221,000
ケース径:41.0mm(縦:47.0mm) ケース厚13.6mm
昨年70周年を迎え大幅リニューアルされたブライトリングの代名詞ともいえるナビタイマー。
このモデルは今までは無かったカラー・サイズであり、自分がナビタイマーに感じていたネガティブなポイントが払拭されたモデルなんです。
サイズは41mmと小ぶりに。
更にナビタイマーはベゼル部分が張り出しているので実際の腕に当たるケース径はおよそ39mm。
自分の求める条件に当てはまるサイズです。
文字盤カラーもプロ向けのメリハリがあるカラーから金属光沢のあるカラーに。
特にこのモデルは真っ白ではなくシャンパンやアイボリーのようなカラーで非常に高級感のある色合い。指し色の赤も映えます。
ケースとブレスの仕上げも全鏡面ではなくヘアラインを基本としたコンビネーションになりギラギラ感が抑えられ現代的に。
ベルトのバックルは今までのダブルロックからボタン式のバタフライバックルになり、留め外しが容易になりました。(強さや故障の可能性の低さはダブルロック優位なのですが、私は着け外しの容易さやバックルのスリムさが優先。)
ムーブメントは前モデルと変わらずマニュファクチュールキャリバー、ブライトリング01。(少しだけ緩急針周りの形状が変わりました。)
マイナスポイントがあるとするとあまりにも定番のモデルであるということくらいでしょうか。
その点もこのカラーならあまり気にならないかな。
実用度:☆☆☆☆
満足度:☆☆☆☆☆
4.クレドール クオン
GCLX997 ¥1,320,000
ケース径:39.0mm(縦:46.2mm) ケース厚10.8mm
クレドールが満を持して投入したSS高級モデル。
文字盤は「叡智」「叡智Ⅱ」を思わせる磁器ダイヤル。
ガラスの釉薬の作り出す独特のとろっとした艶感がたまりません。
スプリングドライブの静謐な針の動きと焼き物のダイヤルの組合せが好きなんですよね。
特にこのモデルはインデックスの色に合わせてテンパー針を青ではなくグレーにしており、そこも思わずニヤッとしてしまうポイントです。
ムーブメントは手巻のスプリングドライブ。グランドセイコーの御神渡りモデルなどで使用されている9R31の仕上げ違いである7R31。
薄型でありながら72時間のパワーリザーブを確保し、1枚の大きな受けに流麗な曲線の模様が施してあります。
ただ、こちらもマークⅩⅩと同じで入荷が少なく、更に言うと大分店では取り扱っていないブランド。
また、愛用しているツァイトヴィンケルがエナメルダイヤルでそんなにたくさん焼物のダイヤルはいらないよなぁとも思ってしまいます。(次買うなら有線七宝の超高級モデルが良い 笑)
実用度:☆☆☆
満足度:☆☆☆☆☆
と、こんな感じで気になる7モデルを前後編に分けて記載しました。
果たして松本はどのモデルを買うのか、買わないのか。