ブレスレット洗浄の実例
日常の業務の忙しさ(たいしたことはございません)を理由にして、ブログの更新作業をさぼり続けているデブ、メタボ溝正です。
ブライトリングのブレス洗浄無料キャンペーンが始まったタイミングで、本来ならば掲載しなければならなかったのですが、本日は簡易的なキズ取りと洗浄作業の実例を御紹介します。
この時計は、私が2003年に購入したブライトリング クロスウインドウ レーシング(ポリッシュ仕様)です。
14年間に渡って愛用している時計です。過去に何度も自分でバフを使って磨き、キズ取りの作業をしてきました。(完全な自己流)
一つ上の写真のように、6時側のエンドピース上面にかなり深い傷が入っています。屋外での作業中に何かにぶつかった時に出来たキズです。結構深いキズで、手で触るとガサガサして少々引っかかる感じです。
今回は、作業の実際の様子を御紹介するため、久しぶりにポリッシュと洗浄を行うことにしました。まずは、時計からブレスレットを取り外し、クラスプ部分のバネ棒を外して6時側と12時側に分離し、ポリッシュ作業の準備です。
上の写真は、修理室に設置されているポリッシュ作業用の機械です。
回転するバフに押し当てて、少しづつキズを取っていきます。
キズ取りの作業ガ終わったら、次は超音波洗浄機による洗浄作業です。
上の写真は、今回のブレス洗浄無料キャンペーンで使用している、ブライトリング ジャパンから借りている超音波洗浄機です。私共の修理室に設置している超音波洗浄機よりも遥かに出力が大きく、洗浄能力の高い機械です。洗浄液もブライトリング ジャパンから提供されている物を使っています。
ポリッシュ作業でこびり付いた研磨剤と、ブレスレットの駒の間に有る汗と埃が固まった汚れを除去するため、洗浄機の水槽に5分間入れて洗浄します。その後、ブラシ(毛先の柔らかい物)で丁寧にブラッシングし、今度は洗浄機で3分間の洗浄作業を行います。
この後、コンプレッサーを使って水分を吹き飛ばし、ドライヤーで触れないぐらいの温度に熱を加え、完全に水分を除去します。
時計本体は、水槽に入れて超音波洗浄を行うことは出来ませんから、ブラシ掛けと徹底した拭き上げ作業を行い、ブレスレット取り付けの準備をします。
今回のポリッシュさ作業は、目立つキズを取ることをも気的にしておりましたので、他の部分についてはライトポリッシュ程度に留めました。触ると引っかかる感じがしていたキズは、まあまあ目立たなくなりました。
ポリッシュ作業と洗浄作業を終え、時計本体にブレスレットを取り付けた状態が、上の写真です。
是非とも、只今開催中のブレス洗浄無料キャンペーンに御参加いただき、御愛用されている時計への思い入れがさらに深まることを願っております。
※ポリッシュ作業については、特に承っておりません。このブログで紹介したポリッシュ作業は、あくまでも私物の時計の仕上げです。完全なポリッシュを御希望のお客様は、メーカーでのアフターサービスをご利用いただくようお願い申し上げます。
今週末もたくさんのお客様で、店頭がにぎわうことを願いつつ、本日はここまで。