オメガ スピードマスターとCal,321そして「ファースト・マン」
どうもモリタです。
先日、とあるお客様より、
「モリタさん、321復刻するらしいじゃないですか。なにか情報来てます?」
とのご質問を承りまして、私心の中で、
『321?なにそれ?・・・551なら豚まんだけど、豚まん復刻とかないし・・・』
と、頭の中では動揺しながらも、表情には出さず、全力で脳みそをフル回転させました。
『え~321、321・・・なんだっけ?321・・・あっ!時計で321といえば、そうだ!!あれか!!!』
「あれ」というのは、先日何気なくインスタグラムを見ていた時に出てきた、この投稿のことです。
この時は、英語表記でしたし、あ~オメガの公式インスタグラムでキャリバー321の写真でてるなぁ・・・くらいの気持ちで見ていたのですが・・・
とりあえず、お客様の前では動揺を隠しきり、「ああ、オメガ、スピードマスターのお話ですね・・・」などと、さも「わかってますよ(^ー^)」感を出して、なんとか危機を回避。お客様をお見送り後、急いでインスタグラムを開いて、改めて写真に添えられた英文を見てみると、
“Calibre 321 is back in production!” 「キャリバー321を再び生産します!」(←意訳)と書かれているではないですか!
書かれています!!
これはマズい!正月終わってかなり経つのに「おとそ気分」が抜けとらんかったわい!!と、早速オメガのHP(3…2…1…発射|OMEGA 公式HP)を見て、この情報が間違いないものであると確認して、今に至ります。
いや~、教えてくださったお客様、本当にありがとうございます。
「まじめな時計屋」(←?)なのに、オメガのことを知らないただのオジサンになるところでした。
アブナイ、アブナイ・・・
ちなみに、話題のキャリバー321ってこんな機械です。
「それ新色?」「うふっ、ルビーカラー♡」
あっ、すみません。間違いました。
これは「話題のハズ〇ルーペ(新色のルビーカラー)」でした・・・キャッ!汗
・・・改めまして、話題のキャリバー321です。
オメガキャリバー321
直径 27.3㎜ 17石 手巻
振動数 18,000振動/時
コラムホイール方式クロノグラフ
オメガがレマニア社と共同開発し1950年代に採用されたムーブメント。当時としては非常に工作精度が要求されるコラムホイール方式を採用。スピードマスターに初めて採用されたのは1957年。
有名な「ムーンウォッチ」に搭載されていたのもこの機械。
機械の性能的なことはともかく、見るからにメカメカしていて、カッコいいムーブメントであることはご理解いただけると思います。
この機械がその後、「精度」と「強度」を求め、Cal,861そして現行モデルであるCal,1861となっていき・・・今もなお「ムーンウォッチ」として、時計のクロノグラフモデルを代表するスピードマスターの心臓部として使用されているのです。
オメガキャリバー1861
直径 27.0㎜ 18石 手巻
振動数 23,000振動/時
カム方式クロノグラフ
名機キャリバー321をシンプルな「カム式」に変更、メンテナンス性と効率を向上したキャリバー861をさらに改良したムーブメント。
現行の手巻きスピードマスターには、ほぼ全てこれをベースとしたモデルが入っている。
発売日も価格も、はたまた何本作られるのか不明な321復刻話。一体どうなるのでしょうね~?
いずれにしても、我々の前にお目見えするのは(当店にお目見えするかは不明ですが・・・汗)、春以降の話となりそうです。
さて、そんな先の話の前に・・・
オメガスピードマスター、そして、今年2019年といえば・・・という意味で(?)私が今週末見る映画は、これです。
監督 デイミアン・チャゼル、主演 ライアン・ゴズリング・・・この二人の組み合わせというだけで、私としては観なければならない映画なのですが・・・
史上初の月への有人飛行を成し遂げたアポロ11号とその船長ニール・アームストロング。
彼らが月に降り立つまでの10年間を描く・・・
オメガINファーストマン!!
申し訳ありません。
今はこれくらいしか書けません・・・汗
だって、まだ観てないんですもん!!
(観るまでは、極力情報を入れないタイプの人間なんです。わたし。)
ちなみに、今回のブログを書くにあたって、
「作中で、アポロ計画のトレーニングをするアームストロングが身に着けているスピードマスターは、ジェミニ計画の宇宙飛行士であったエド・ホワイトが1965年6月3日にアメリカ初の宇宙遊泳を行なった際に身に着けていたモデル。また「ムーン・ウオッチ」としても知られる有名なモデルは、月面着陸のシーンでアポロ11号の搭乗員全員が着用している。」(http://openers.jp/article/1671326 より引用 下記写真含む)
という情報は、WEBで情報を漁っているときに、上の YouTube 動画と共に知ってしまいました・・・(悲)。
映画鑑賞中、出演者の手元に眼が行きがちになることは間違いなさそうです。
※ 左から、劇中で使用されるスピードマスター ST 105.003、スピードマスター ST 105.012、リストウォッチ CK 2605、下段ストップウォッチ。
いや~、待ち遠しいです。「ファースト・マン」。
2月8日(金)全国ロードショーです。
当然、観たら必ず報告いたしますので、何卒よろしくお願いいたします。