映画『ファースト・マン』を観てスピードマスターの事を考える
どうも、ニール・アームストロングです。
宇宙飛行士やってます。
好きなロケットは「サターンロケット」です!やっぱりロケットは大きくなくっちゃね!!
・・・・・・
・・・・・
・・・・
・・・ 間違えました。
どうも、モリタです。
いや~・・・観てまいりましたよ。
映画 『ファースト・マン』
先日の私のブログで予告した通り、公開開始から3日目、2月11日に最寄りの映画館にて鑑賞してまいりました。
それにしても、すごい映画でした。
監督のデイミアン・チャゼルは今回の映画を作るにあたって、リアルさの追求に心血を注いだとの事ですが、その効果は明らかで、観ている私は、あたかも劇中の時間に自らが存在し、劇中の出演者の横で実際に進んでいくストーリーを観ているかのようでした。
つまり、観ている私は、劇中、主人公であるニール・アームストロングと同じ体験をすることになるわけで・・・
それはもう、私がニール・アームストロング船長になったも同然でして・・・
そう、それで、ブログ冒頭の 「どうも、ニール・アームストロングです」 発言になってしまうのも、やむを得ないとご理解いただけないでしょうか・・・
無理ですよね。。。(汗)
さて今回、この映画を観るにあたって、ブログも書くことだし、資料としてパンフレットを買っとかなくっちゃ!
と意気込んで、上映数分前にパンフレットを購入したのですが・・
映画を観終わり、余韻に浸りながら、自宅に帰ってからパンフレットをじっくり読んでみようと、わくわくしながら手に取りまして・・・
「ん・・・?」
この春上映、期待のマーベル・ヒーロー映画 『キャプテン・マーベル』 の袋に入った 『ファースト・マン』 のパンフレット。
しっかり 『・・・MAN』 の文字が見えますが・・・あれ?、主人公のニール・アームストロング、こんな髭はやしてたっけ・・・!?
うむむ?!、彼を演じるライアン・ゴズリングは、もう少し「あっさり」した顔だったような気がするんだけど・・・さては、これがハリウッド俳優によくある「役作り」ってやつですかね?
それにしても、なんだろう。
嫌な予感がする・・・大汗
・・・・!?
・・・・・・!!!!?????
これ、
『 ア ク ア マ ン 』 やん!
(「予測不能のド迫力バトル・エンターテイメント!」やん!!)
どうやら、映画館のスタッフの方、間違えて 「ファースト」 じゃなく 「アクア」 の方を入れてしまったようです・・・汗
まあ、確認しなかった私も悪いので、これはこのまま頂戴して、大人しくブログのネタになっていただきましょう。
一石二鳥ですね(←意味不明)。
『アクアマン』のパンフレットの上に『ファースト・マン』のチケットの半券・・・汗
ということで、『ファースト・マン』、私にとっては非常に面白い映画でございました。
オメガスピードマスターとか月面着陸50周年とか関係なく、純粋にエンターテイメントとして楽しめて、なおかつ一人の男の10年弱を追った伝記映画として十分満足できるもので、多くの方にお勧めできる映画です。
もしご覧になられるなら、できれば映画館の大スクリーンで観られることをお勧めします。
この映画の臨場感は、大画面と大音響あってのことでしょうからね。
さて、前回のブログで、劇中にて使われているオメガの時計について、
『映画鑑賞中、出演者の手元に眼が行きがちになることは間違いなさそうです。』
などと申し上げておりましたが、実際には映画に夢中で、途中からそんなことすっかり忘れていました・・・汗
宇宙服には小っちゃく見えますが・・・
ただ、今思い出してみると、劇中時計はいろんな場面で登場していました。印象的なのは、お葬式のシーンと記者会見のシーン。
その時アームストロングが着けていた時計は、はっきり写っており、それを見た私は、「スピードマスターって、大きな時計だな~」と純粋に思ったことを覚えています。
オメガスピードマスターは、内蔵する機械や若干のケース形の変更はあるものの、大きさは変わらぬ42㎜。
それが劇中の鮮やかに蘇った1960年代の世の中で見ると、なんだかとても大きく見えます。
当時の時計と言えば、男性用サイズでも30㎜台前半の時計がほとんど。
大きく感じるのは当たり前なのですが、現代に生きる私が見て、劇中の時計の大きさを感じるのですから、本当に当時の雰囲気作りがよくできた映画なのだなと、そういう意味でも感心させられます。
視認性の高さを確保するには文字板を大きくする必要があるため結果的にケースサイズも大きくなります。
NASAのミッションウォッチに選ばれた時計としては、この大きさは必然だったのかもしれませんね。
さて、映画『ファースト・マン』。
現在の私、これは1回観ただけでは、全然消化不良だったぞ、と実感しているところです。
ということで、もう一回見ることは、私の中でほぼ確実。
次回は、この映画に一番向いている上映方法という噂の「4DX」で見てみようと思います。
映画の内容に合わせ、シートが動き、風や水、匂いまでするという「4DX」。
あまりの臨場感で、劇中私が「もう無理、助けて~涙」と心の中で叫んだ、「ジェミニ計画」のあのシーンでは失神してしまうかもしれませんが・・・。
もちろん、今度こそパンフレットを買うことも忘れてはなりません。
そういえば、『アクアマン』。
パンフレット見たらけっこう面白そうでした。全く見るつもりではなかった作品ですが・・・これも縁だし、観に行ってみようと思います。
もしかしたら、『ファースト・マン』以上に楽しめたりして・・・(笑)