私が大好きなデザインの時計の一つ、オリス ビッグクラウン モベンバーエディションは如何でしょうか。
小林時計店 小倉店は、営業自粛が続いています。この状態が何時まで続くのかと気の滅入ってしまいますが、とにかく今は、手洗いとうがいを小まめに行い、必要最小限の外出に心掛けて人との接触を極力減らし、感染をしない、感染させないという事を実践する事しか出来ません。一日でも早く営業再開出来るよう、早期の感染拡大の収束を心から願うOne Third Stomach溝正です。
MOVENBER FOUNDATION(モベンバー・ファンデーション)をご存知でしょうか。1999年にオーストラリアのアデレードで始まった、男性特有の癌の認知度の向上と健康への意識の向上を目指した運動を、正式にサポートしている団体の名称です。口髭のデザインが印象的です。モベンバーのキャンペーンに参加した人は、11月1日に髭を綺麗に剃ってしまい、11月の1ヶ月の間ずっと口髭を剃らずに伸ばすのだそうです。大変ユニークな運動です。私自身は、この運動について何も知らなかったのですが、世界的な規模のかなり良く知られた運動なのだそうです。この運動に対するサポートの為のコラボレーションモデルが、オリス ビッグクラウン モベンバーエディションです。
オリス ビッグクラウン モベンバーエディション(01 754 7741 4037)
自動巻(パワーリザーブ38h、ポインターデイト)、SSケース(径40㎜)、5気圧防水、レザーストラップ
価格¥253,000円(税込)
オリスを代表する時計はどれと聞かれれば、何と言ってもこのビッグクラウンのシリーズの時計ではないでしょうか。このモベンバーエディションもサイズこそ少々大きめですが、初期のイメージを残したクラシックな印象の味わい深い時計です。大きくカーブしたサファイアガラス製の風防から見える、特徴的なアラビアインデックスとポインターデイトは中々魅力的です。ケースやベゼルも適度に丸みの有るデザインで、モデルネームになっている大きめのリューズとの相性も抜群です。また質感の高いレザーストラップの仕上がりもいい感じです。裏蓋もシースルーバックにはせず、オリスのロゴを刻んだステンレススチールバックとなっています。
ミドルレンジの価格帯の時計が、この数年の間で大きくクオリティーを高めてきました。機械の性能、ケースや文字盤の造り込み、レザーストラップの質感や着け心地など、上級機種と比較して見劣りすると感じた部分に手を入れて、満足感の高い時計に仕立て直してきたように感じます。
このオリス モベンバーエディションだけでなく、メジャーブランド以外の時計にも注目してみてください。想像以上に良い時計がたくさん有る事に気が付くと思います。お客様ご自身の時計趣味の幅が、広く奥深いものになると思います。
早く営業自粛の期間が終わり、多くの御客様と様々な時計について御話し出来る日が来るのを心待ちにしつつ、本日はここまで。