『タイプ2a ダイヤモンド』を御存知ですか?
今朝は、電話の応対のセミナーを受けておりました。ずいぶんと長い間、接客を仕事にしてまいりました。しかし、これほど長きにわたって御客様の御相手をさせて頂いているのに、御客様に喜んでいただけるような対応が上手になっていない事を、今回のセミナーの受講でハッキリと知る事が出来ました。今回のセミナーで指摘された事を少しでも改善し、御来店下さった御客様や御電話下さった御客様に、少しでも快適に感じて頂けるようにしなければと今更ながらに思う、One Third Stomach溝正です。
今回のブログは、時計の話題ではなくダイヤモンドについての御話しです。皆さんは、『タイプ2a ダイヤモンド』を御存知でしょうか。
ダイヤモンドは炭素の結晶ですが、ほとんどの天然のダイヤモンドは炭素以外の不純物を含んでいます。目に見える不純物が全くないダイヤモンドでも、窒素が含まれているのがほとんどです。Dカラー(完全な無色透明)、F(フローレス、内包する不純物や微細なキズなどが全く見当たらない)、トリプルエクセレントカット(完全に対称で、定められた理想的な形状にカットされていて、完璧にポリッシュされた状態)でも、ダイヤモンドの結晶の中には窒素が含まれています。
しかし、『タイプ2aダイヤモンド』は、地中深くで高温高圧の状態で極めて長い期間にわたり埋蔵されている間に、結晶内の窒素が徐々に排出され、更に結晶時に歪んだ状態だった炭素分子の配列が徐々に歪みが直ってゆきます。こうして内包されていた窒素がなくなり、炭素分子の配列が正常な状態になった『タイプ2aダイヤモンド』は、ダイヤモンドに侵入する光が窒素にぶつかる事無く乱反射せず、計算した通りに直進し反射する事で美しくクリアで明るい印象のダイヤモンドになります。ダイヤモンドのカラーの評価はDが最高の評価を示しますが、『タイプ2aダイヤモンド』のDカラーの極めてクリアで明るい輝きから、一部の業界関係者は『タイプ2aダイヤモンド』のDカラーの事をCカラーという方もいるらしいです。(※因みに、『タイプ2bダイヤモンド』は、ブルーダイヤです。)
『タイプ2aダイヤモンド』の出現率は、全ダイヤモンド産出量の0.5%~2%以内でしかなく、極めて希少な存在です。正に奇跡のダイヤモンドなのです。
上の写真は、小林時計店の店頭に展示されている『タイプ2aダイヤモンド』の指輪の画像です。
PT900タイプ2aダイヤモンド リング
1.50ct(マーキースカット)、Dカラー、VS2、0.73ct(トリリアンカット2石)、PT900枠
価格¥6,600,000(税込)
是非とも小林時計店にご来店いただき、希少な『タイプ2aダイヤモンド』の美しい輝きをご覧いただき、御客様の指に着けてお試しになって下さい。御来店、御問い合わせを御待ちいたしております。
多くの御客様が、美しいダイヤと美しい時計に御興味をお持ちいただける事を心から願いつつ、本日はここまで。