ツァイトヴィンケルの時計をご覧になって下さい。
本日は雨にはなりませんでしたが、街に遊びに出てこられた方は少ないようで、人通りはいつもの日曜日に比べて少し少ないように感じました。コロナウイルスの感染拡大がもう少し落ち着き、非常事態宣言が取り下げられ、早く以前の日常に戻って欲しいと心から願う、One Third Stomach溝正です。
スイス サン・ティミエにある小さな工房で、ZEITWINKEL(ツァイトヴィンケル)の時計は一つ一つ丁寧に製造されています。
ツァイトヴィンケルの時計に搭載されているムーブメントは、全てツァイトヴィンケル社の自社開発製造の自動巻ムーブメントです。銀色に見えるベースプレートやテンプ受けはジャーマンシルバー製、金色に見える歯車などのパーツは主にベリリュウムカッパー製です。ジャーマンシルバーもベリリュウムカッパーも、時計の部品の材料として一般的に使われる事の多い真鍮に比べて硬度が非常に高く、ムーブメントの耐久性能を向上させるのに大変有効です。ただし、硬度が高い為に加工に手間が掛かり、一部のドイツの高級時計ブランド以外にはあまり使用されていません。
上の画像は、組立作業中の機械の写真ですが、ジャーマンシルバーのパーツのエッジが美しく輝いているのにお気づきでしょうか。ツァイトヴィンケルのジャーマンシルバー製パーツのエッジは、信じられませんが全て手作業で磨いているそうです。プレートの上面にはコート・ド・ジュネーブの加工、文字盤裏やプレートの裏側、テンプの下まで、本当に分解しなくては絶対に見えない部分まで、徹底的にペルラージュ加工が施されています。以前店頭で開催したツァイトヴィンケルの催事で、東京 八重洲にあるツァイトヴィンケルのサービスセンターになっているゼンマイワークス代表の佐藤さんに御来場いただき、ムーブメントの分解組み立てのイベントの時に内部を細部まで見る事が出来たので、ツァイトヴィンケルのムーブメントの仕上げが如何に徹底しているかは確認出来ています。徹底した仕上げが施された、美しい機械を搭載した時計が欲しいとお考えの御客様には絶対にお勧めです。
現在、小林時計店の店頭には、9本のツァイトヴィンケルの時計が展示されています。是非とも小林時計店に御来店された折には、ツァイトヴィンケルの時計も実物を手に取り、裏蓋にあるサファイアがラス製の窓から美しい機械をご覧になって下さい。御来店、御問い合わせを御待ち致しております。
ZEITWINKEL 273° ザフィア
ステンレスケース(ケース径42.5㎜、厚13.8㎜)、自動巻(Cal.zw0103、28,800振動/h、パワーリザーブ72h)
サファイアクリスタル文字盤、ビッグデイト表示、パワーリザーブ表示、スモールセコンド、5気圧防水
フォールディングバックル付きの手縫い型押しカーフストラップOrラバーストラップ
価格¥1,850,000円+消費税
ZEITWINKEL 032°
ステンレスケース(ケース径42.5㎜、厚11.7㎜)、自動巻(Cal.zw0102、28,800振動/h、パワーリザーブ72h)
デイト表示、ZWパターンのエンボス加工が施された文字盤、カウンターウエイトの無い秒針、5気圧防水
フォールディングバックル付きの手縫い型押しカーフストラップOrラバーストラップ
価格¥880,000円+消費税
上の写真の時計は、私の私物です。購入して5年以上たっていますが、現在の精度は日差+2秒程です。上の写真の時計に取り付けられているベルトは、東京 浅草にある時計バンド工房「松下庵」で別作していただいたコードバンの台座付きのベルトです。ただし、写真はございませんが、現在この時計に取り付けられているベルトは「松下庵」さんのヌメ革の台座付きのベルトです。
このベルトの着け心地も最高です。価格は¥20,000円+消費税だったと思います。現在は、在庫が無いようです。気になった方は、「松下庵」で検索してみてください。
マイナーな時計ブランドの時計にも、是非とも興味をお持ちいただき、時計趣味の幅と深みを加えて充実した時計趣味生活を送っていただきたいと切望しつつ、本日はここまで。