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榎並が選ぶ2025年最も心に残った時計

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みなさんこんにちは。小林時計店大分店の榎並です。

今回はタイトルの通り、今年ももうすぐ終わりを迎えるということで、2025年に発表された時計の中で

個人的に最も衝撃的で心に残った時計(限定モデルを除く)を紹介しようと思います。

このブログを書く前から既に答えは決まっていたのですが、私が選ぶ時計はずばり今年の6月に

モデルチェンジを果たした「ブライトリング スーパーオーシャンヘリテージB31」です。

このモデルはとにかく文字盤が綺麗!!

シルクのように艶やかで繊細なサンレイ仕上げが浮かび上がる文字盤は、本当に見ているだけで

うっとりしてしまいます。

ダイバーズウォッチにも関わらず、そのような質感が似合うのもスーパーオーシャンヘリテージならではの

奥ゆかしさというかヴィンテージ寄りなギラついていないデザインによるものなんだろうなと常々感じます…

それに加えてブライトリング好きの私にとっては、旧型よりもより忠実に初代デザインをオマージュしているところ

にも魅力を感じます。

12時位置の特徴的なインデックスはもちろん、針のデザインやインデックスと時針との絶妙な距離感まで

再現されていて、もはやこれが最終形態なのでは?と思わせるほどの完成度です。

ただ、ロリポップ秒針だけは初代にはなかった現行ならではのアレンジなのですが、この秒針も時計の雰囲気と

よくマッチしていて、オリジナルをリスペクトするだけでなくよりアップグレードさせようというブランドの

思いが伝わってくるポイントですよね。

ミラネーゼブレスレットに関しては、旧型よりもより粒が細かくなっており、バックルもダブルロックから両開きの

プッシュ式へと変更されているため、より使いやすくなっています。

また、ブレスレットの付け根がピッタリとケースに沿った形状となっている点も実は初代との共通点なのですが、

純粋にその方が綺麗に見えてかっこいいですよね。

そして、個人的にはリューズの大きさとデザインも非常に好みです。

ダイバーズウォッチにしてはやや小さめなのですが、スーパーオーシャンヘリテージにはこのくらいが丁度いいよな

と思わせてくれる見た目になっていると思いませんか?

最後はムーブメントに関してです。

このモデルから、今年の春に満を持して発表されたブライトリング初の3針自社製ムーブメント

「B31」が搭載されました。

私は、「B31」の特徴は大きく分けて2つあると思います。

1つ目はその薄さなのですが、それによりケース自体の厚みもかなり抑えられていて、結果として200m防水の

ダイバーズウォッチとは思えないほどの着け心地となっています。

2つ目はかなりマニアックな話になりますが、テンプです。

「B31」には、テンプの4箇所に差し込まれたネジを内側か外側に動かすことで精度を調整するフリースプラングと呼

ばれるテンプが採用されているのですが、このテンプは大幅な調整が難しく、あくまで微調整というような

補助的な役割となっているため、時計が組み立てられた時点で高い精度を出すことが要求されます。

そうなると、ムーブメントの製造や組み立てにかなりの技術力と労力が必要となるため、

必然的にコストも高くなるのですが、スーパーオーシャンヘリテージはそんなシステムを採用しているにも

関わらず100万円以内で手に入れることが出来るんです!(2025年12月時点)

デザインだけでなくムーブメントにも魅力がぎゅっと詰まっていて、本当に非の打ち所がない時計だなと

感じます。

いかがでしたでしょうか。

このブログをご覧になって、少しでもスーパーオーシャンヘリテージに魅力を感じていただけた方が

いらっしゃいましたら12月は30日まで営業しておりますので、是非ご覧にお越しくださいませ!

ご来店お待ちしております。


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