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【緊急入荷】オメガの注目作「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン」をマクロレンズで撮る

オメガ

ご無沙汰しております。時計修理技能検定の試験が終わり、完全脱力状態になっている時計技術者兼Web担当の土井です。(うまくいってるといいなぁ…)

前回のブログで、発表されたばかりのオメガの新作「シーマスター ダイバー300M ミラノ・コルティナ 2026」を手短に紹介し、次はこちらが入荷したタイミングでブログを書こうかなと思っていたのですがまだ入荷せず…。

そして2月に入り予想もしなかったモデルが唐突に入荷したので、急遽ここでご紹介させていただこうと思った次第でございます。

それがこちら。

オメガ「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン」Ref.310.92.44.50.06.001 ※入荷1本のみ

本作は去る2025年10月に発表されたモデルで、その名の通り時計全体がグレーカラーに統一された完全新作。ベースは皆様ご存じの”ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号”となっており、あのブラックを基調としながらイエローの針が際立つスポーティな意匠から一変。鮮やかな差し色等が配されていない、オープンワークの文字盤やセラミック製のケースなど隅々までグレー一色になっております。

今回も撮影機材はSONY α7Ⅲ+標準レンズのFE 3.5-5.6/28-70。

それでなぜ本作がグレーに染められているかというと、アポロ8号のミッションで司令船のパイロットを務めた人物、ジム・ラヴェル氏が発した「THE MOON IS ESSENTIALLY GREY(=月は本質的には灰色である)」という言葉があったから。我々が地上から月を眺めると黄色く輝く印象を受けますが、月の地表は一面グレーだったというわけです。

それでは撮りおろしのマクロ写真とともに詳しく見ていきましょう。ベースモデルの”ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号”同様、オープンワークされた文字盤、というよりムーブメントの一部ですが、月のクレーターをリアルに再現した意匠は本作にも継承。実際の月の地表のようにグレーカラーにコーティングされているため、より一層リアリティを感じさせるものに仕上がっています。

こちらからはマクロレンズ SONY FE 2.8/50 MACROで撮影。

開口部の大きな文字盤部分に奥行きや立体感を与えている要因は、一部のパーツが表面に露出している点にあるでしょう。とりわけカム式のクロノグラフに関連するレバー類を眺める事ができます。

ケース部分はグレーセラミック製となっており、その仕上げレベルの高さはお見事という他にありません。下はスピードマスター特有の大きな面取り部のあるラグ部分にフォーカスした1枚ですが、ご覧の通りポリッシュ面とヘアライン仕上げ面の境目にダレが全く見られません。

オメガのセラミック製パーツにはいつも驚かされますね。セラミック製品はときにプラスチックのようだと言われることもありますが、オメガの外装パーツはそんなチープさとは無縁です。

クロノグラフのタキメーターの文字部分もプリントや薄いレーザー刻印ではなく、表面に文字部分をレーザー等で彫り込み、そこにホワイトエナメルを流し込んで”スミ入れ”しているため、ひと目見て上質だと感じさせてくれるのです。

↑ケースバック右下には「THE MOON IS ESSENTIALLY GREY(=月は本質的には灰色である)」という言葉が刻まれています。

裏返すと全貌を露わにするキャリバー3869。こちらも前述の”ダークサイド オブ ザ ムーン アポロ8号”同様にクレーターの意匠が受けの表面に施されていますが、メッキカラーが変わるだけで別物という印象です。文字盤側との違いは、歯車の軸に使われるピンク色の「穴石」が差し色になっていること。

穴石は歯車類を長期間安定して動作させる大切なパーツですが、美観を高めるうえでも重要視されるもの。近年では穴石の色を敢えて透明にするブランドも増えていますが、ベースのキャリバー3861のクラシカルな雰囲気を一部として残す意図があるのでしょう。(勝手な想像ですが…)

ストラップ部分も抜かりありません。本作専用に用意されたグレーカラーのラバーストラップの裏側には、なんとクレーター模様が。ラバー素材の成型技術も高いとは恐ろしい。加えて片開き式のバックル部分もケース同様のグレーセラミック(+チタン)製となっています。

…というわけで「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン」のディテール、いかがでしたでしょうか?マクロレンズでここまで拡大しても、まったく仕上げや造形に粗さがない作り込みには感服いたしました。

本作は冒頭の通り、現在(2月2日)の時点で小倉本店の店頭に1本のみご用意しております。ブティック・専門店に限らず全国的に入荷が少ないとのことなので、気になる方は小倉本店へお気軽にお問い合わせください。土井のX(@doi_kobayashi)のDM等でもお気軽にどうぞ。

↑欲しくなってる私のリストショット。ちょっと最近のオメガ、カッコいいモデルが多すぎませんか? 私の財布に余裕が欲しいです…(涙目)

今回も最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

【スペック情報】

オメガ「スピードマスター グレーサイド オブ ザ ムーン」

品番:310.92.44.50.06.002

ケース:グレーセラミック(直径44.25mm、厚さ12.97mm)、50m防水

ムーブメント:機械式手巻き(キャリバー3869)、パワーリザーブ50時間、マスタークロノメーター認定

風防:ドーム型サファイアクリスタル

ブレスレット:ラバーストラップ、グレーセラミック・チタン製バックル

重量:101g

価格:2,321,000円(税込み)、2026年2月現在

・入荷1本のみ

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