フレデリック・コンスタント…6/1~価格改定となります。
戸澤2026.05.22
2026.05.24
オメガ
小林時計店小倉本店の時計技術者兼Web担当の土井です。店舗催事(+飲み会)の翌日ということもあり、若干、というかだいぶ疲れと眠気が残っている最中ではございますが、朝の疲労感を一掃してくれるような明るいニュースが飛び込んできました。それは…
「スピードマスターの白文字盤モデル(Ref.310.30.42.50.04.001」が久々に入荷しましたよ!」

2024年3月、オメガの顔である代表コレクション「スピードマスター」の新定番として華々しく登場したホワイトラッカー文字盤を採用したモデル、通称”白スピ”。発表から2年以上が経過した今でも品切れが続く超人気モデルです。少なくとも私が昨年春に入社してから1年ほど在庫状況を観察してきましたが、未だ安定して店頭に並ぶことはありません。

特に今年に入ってからは商談に対して入荷が追い付かず、長くにわたって順番待ちでのご対応という状況で、店頭にはかろうじて1本のサンプル品を置くことがやっとでした。そんな状態が少しでも緩和する予兆なのか…どうかは分かりませんが、順番でお待ちいただく必要のない「すぐ買える」個体がやっと入荷してくれた!というわけです。
それでは、そんな稀少な本作の魅力に迫りましょう。世界中のスピマスファンにとって大きなニュースとなった白文字盤モデルの登場。通常ザラッとしたマット仕上げの黒文字盤であるスピードマスターが、それとは真反対のホワイトラッカー仕上げを採用することで、道具感のある印象を180°変えて艶のある華やかさを手に入れました。

文字盤の色として白を採用したのは、単にカラーバリエーションを増やすためではありません。1969-70年の間にオメガがNASAからの依頼を受け、宇宙空間での急激な温度変化に耐える特殊な時計を開発するという極秘プロジェクト「アラスカプロジェクト」で作られた、白文字盤のスピードマスターに着想を得てデザインされました。
オリジナル機の文字盤が白い理由は次の通り。空気がない宇宙空間では、地上よりも強い太陽光を受けて黒い文字盤が熱を持ち、時計内部のパーツに悪影響を及ぼしてしまうと考えられ、最も熱を持ちにくい白が選ばれたというわけです。詳しく言えば、オリジナルではマット仕上げで劣化防止のための酸化亜鉛コーティングが施されていました。

この白文字盤は、通常のマットな黒文字盤に対して前述したラッカー塗装の光沢のある表面仕上げが特徴となっています。アラスカプロジェクトを特徴づける赤文字で「Speedmaster」と記載されているほか、クロノグラフ秒針の先端も赤くペイントされており、程よいアクセントカラーになっています。一方でインデックスや針は艶のあるブラックカラーにコーティングされているため、白文字盤とのコントラストが高く視認性は申し分ない印象です。
またシースルーになった裏蓋へ目を向けると、美しい手巻きのクロノグラフムーブメント、Cal.3861の姿を鑑賞することができます。外見はクラシカルですが、スペックは最新。1968年以降のスピードマスターに長らく搭載されていた「キャリバー861」をベースとし、高い精度や耐磁性などの面で現代の高級時計として相応しい性能を持っています。

…と今回は少々手短になってしまいましたが、なかなか店頭に並ぶことの少ない「スピードマスター ムーンウォッチ プロフェッショナル」のご紹介でした。前述の通り、ブログを書いた本日(2026年5月24日)時点で1本のみ即納可能でございます。
”白スピ”をお探しの方は是非お気軽にお問い合わせくださいませ。ご遠方の方でも喜んでご用意させていただきます。最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!