これほどの数の『ブローバ アキュトロン』をまとめて見られる事は中々ございません。
11月2度目の日曜日、本日も大勢の御客様が御来店下さり店頭は大いに賑わいました。明日以降も、更に大勢の御客様に御来店いただきたいと心から願う、One Third Stomach溝正です。
1960年、ブローバは世界初の音叉式電子時計「アキュトロン」を発売しました。小型の電池を電源として、トランジスタの電気振動を用いた音叉を利用して高精度な計時機能を実現した画期的な時計として市場に登場し、月差1分という高精度の時計はアッという間に大ヒット商品となりました。内部の電気部品が見える、今までに無かった未来的なデザインの「アキュトロン」は、60年がたった今見ても本当に魅力的な時計です。
小林時計店のお得意様の中にN様とおっしゃる、この「アキュトロン」を多数所有されている御客様がいらっしゃり(カシオGショックに至っては1600本以上所有されています。他にも機械式時計を相当数所有されております。コレクション総数は何本なのか今度聞いてみようと思います。)、この度そのコレクションの一部をお借りして店頭に展示しております。
ブローバの「アキュトロン」は、代表的なオープンワークの物が14本、通常の文字盤が付いたものが3本ございます。音叉時計は他に、オメガ、ラドー、シチズンの物が各1本、1970年代のブローバ製デジタルウォッチが2本展示されています。時代はハッキリしませんが、ブローバ製のラジオ付きトラベルウォッチも併せて展示されています。
貴重なブローバ オリジナルBOXも展示されています。
今年、「アキュトロン」発売60周年を記念して、世界初の静電誘導ムーブメントの「アキュトロン スペースビュー2020」と「アキュトロンDNA」が発表されました。取扱店が限られている為、私共の店舗には入荷しそうも有りませんが、全く新しいシステムの発電機構を持つクオーツウォッチですので、是非とも一度は実物を見てみたいと思っております。
世界限定の「アキュトロン スペースビュー2020」ではなく、「アキュトロン DNA」でもいいので是非見てみたいと思いつつ、本日はここまで。