時計のオーバーホール
梅雨はどこにいったのでしょうか・・・?
すでに日差しはギラギラと、もう真夏のようです。
こんな時は海にでも行きたくなってきますが・・・行く予定はまったくありません!!
わたしは永遠のインドア派でございます。
さて、そんな日差しから逃れた涼しい店内に、先日修理に出していたわたしの時計が帰ってまいりました。
おひさしぶり~
どこにでもありそうなバーインデックスの三針時計・・・ROLEXのオイスターパーペチュアルデイト。
Ref115200ですね。
購入して8年ほど。本当はもう少し早くオーバーホールに出したかったのですが、わたしがROLEX担当だったこともあり、代わりとなる時計がないため出すに出せない状況が続いていました(ROLEXの専任担当者は他のメーカーの時計を着けることは避けないといけないんですよね・・・汗)。
あ、あと、お金が・・・涙
しかし、さすがにリューズのねじ込みが怪しくなってきたので、夏本番となる前にオーバーホールに出すことを決心しました。
※ 時計の水入りの原因の多くはリューズからの水入りのケースが多いです。
私のようにリューズに違和感を感じられた方は、なるべく早く修理に出されることをお勧めします。
で・・・戻ってきたわたしの時計。
歩度(時計の遅れ、進みのこと)は+15秒/日から+4秒/日となり、めちゃめちゃよくなっております。
非常にうれしい。
さらに満足なのは、この時計本体とブレスレットの輝き!
もう!ピッカピカを超えてビッカビカ!!なのです。
気になっていた傷も粗方取れています。・・・いや、ここはさすがに残っていますね(涙)
この時計を買って2週間くらいで博多リバレインのドアノブで付けた傷です・・・あの時は凹んだな~(遠い目)
「おいおい傷とれてないやないかい!!どないなっとるんじゃ!!」
と、逆上してはいけません。
なぜなら、これが正しい姿なのですから。
傷が取れていないのに正しい姿とは・・・
時計の修理に付随してくる磨き(研磨・仕上げなんて言い方もします)。これはあくまでも傷をとることを最終目的としていません。特にメーカーでの修理ではその傾向が強いです。
修理の磨きはあくまでもできる範囲での磨きであり、時計本来の形状をこわすような傷とりをすることはありません。
私の時計の傷もこれ以上磨くと、クラスプ(ブレスレットのバックル)の角がとれて、本来の形が変わってしまいます。
角が取れてダラ~ンとした雰囲気のクラスプになっても傷とりたいですか?
・・・いや、人それぞれご意見があるのは存じ上げていますが、磨く方はそれは避けます。
修理って、例えば遅れや進みに関しては数値で表すことができるので良いのですが、磨きには主観が入ってしまうので、どこかに線引きが必要なのですよね。
参考までに・・・
磨きすぎた時計は下の写真の青いところ(ラグ)の幅が左右で違っていることがあります(わたしの時計はほぼ均一です・・・さすがROLEX!)
時計のケースの傷で一番多いのが側面の傷。
それを気にしすぎて磨きすぎるとこの部分が痩せてきてしまい、幅が変わってしまうんですよね・・・
特にROLEXの旧モデル(Refが5桁のモデル)は目立ちます。
当店では取り扱っていませんが、中古の時計をご購入の際はちょっと見てみるとその時計がどれだけ磨かれたかがわかるかも・・・
長々と書いてしまい、いつの間にか磨きの話になってしまいました・・・汗
と、とにかく、時計のメンテナンスは長く時計を愛用するなら重要です。
修理費用はそれなりにかかるので、なかなか出すのが先延ばしになってしまうかもしれません(わたしもそうでした・・・)。
ですが、できれば定期的に出されることをお勧めします。
ビッカビカになって帰ってきた時計を見ると、最高にうれしいものですよ。
もちろん、当店では当店お取り扱いの時計であれば、他店でご購入の時計でもメンテナンスの対応をさせていただいております(一部お断りするメーカーもございます)。
修理のご相談だけでも当店へいらしてみてください。親切なスタッフが笑顔で相談にのってくれますよ~。