暑さに弱いので出掛けるのが少々億劫に感じる、しかし、北九州市立美術館で開催中の『国芳門下の２大ライバル 芳幾 芳年 展』だけには、何としてでも行かなければと考えているOne Third Stomach 溝正です。

私共、小林時計店では毎年８月の最終週の土日に、世界的に有名なダイヤモンドカッター『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』のフェアを開催しております。今年は、８月２６日（土）と２７日（日）の２日間で開催いたします。

１８５４年にオランダ・アムステルダムで創業された『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』は、１９０５年に発見された当時 世界最大のダイヤモンド原石「カリナン（３，１０６ｃｔ）」のカットをイギリス王室から依頼されました。当時、世界一のカット職人と呼ばれていたジョセフ・アッシャーの手で、９個の大きなダイヤモンドと複数の小さなダイヤモンドにカットされました。

この時にカットされた一番大きなダイヤモンドはカリナン一世と呼ばれる、イギリス国王が手にする王笏の先端に取り付けられたペアシェイプのダイヤモンド（５３０．２０ct)です。二番目に大きなダイヤモンドはカリナン二世と呼ばれる、イギリス国王の王冠に取り付けられたラウンド ブリリアントのダイヤモンド（３１７．４０ct）です。イギリス王室の王笏・王冠は、ロンドン塔の「クラウン・ジュエル」に展示されており見学することが出来ます。

こうした数多くの輝かしい仕事の成功により、広く世界中に名声を高めた『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』は、オランダ王室よりただ一社１９８０年と２０１１年の二度「ロイヤル」の称号を授与され、ダイヤモンド業界のリーディングカンパニーである事を改めて世界に知られることとなりました。

『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』は、製品に使用するダイヤモンド原石の選別に徹底的にこだわっています。どんなに高い技術を持った職人でも、原石のクオリティーが低ければ最高の美しさを持ったダイヤモンドには成り得ません。また、どんなに美しい原石でも、確かな技術を持った職人が研磨しなければ最高の美しさには成り得ないのです。

左上の写真は、ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンドの製品を２００倍に拡大した写真です。右上の写真が、一般的なダイヤモンドの拡大した写真です。ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンドは、ダブルポリッシュと呼ばれる手法でダイヤモンド表面の最終的な仕上げを行っています。美しい原石を最高の技術を持った職人が、徹底的にこだわった研磨加工を施すことで左上の写真のような美しい仕上がりになります。

全ての『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』の製品は、価格や大きさに関わりなく最高の技術を惜しみなく注ぎ込んだ、本当に美しく高い価値のあるダイヤモンドジュエリーです。８月２６日（土）、２７日（日）のロイヤル・アッシャー・ダイヤモンドフェアは、２０２３年の新作を含めフルラインナップでの展示で『ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド』の世界に触れて頂ける貴重な機会です。今回のフェアは、御招待状を御持参くださったお客様のみの御入場となりますので、事前に小林時計店スタッフにお申し付け頂き、御来場予約をして頂けるようお願いいたします。

次回は、ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンドの独自のカットについて、ブログを投稿しようと思っております。

本日と明日、台風が接近が気になります。今年は、本当に雨が多いですね。酷い雨や風にならず、被害が出ないことを祈りつつ、本日はここまで。