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大変大変ご無沙汰しております、小林時計店小倉店の時計技術者兼web担当の土井です。スタッフブログを最後に更新したのは7月でしたか…いや決して仕事をサボっていたわけではありませんよ？

この3か月間で行っていたことの一つが、ECサイトに掲載する時計コラムを執筆することでした。これから小林時計店公式オンラインストアを強化していこうという流れの一環で、時計に関する様々なことを掲載する、当店オリジナルの時計情報サイト的なものです。

現在公開されているのはグランセイコーとガーミンくらいですが、今後は様々なブランドや時計をここで紹介していきたいと思っておりますので、こちらから見ていただけると幸いでございます。（唐突な宣伝失礼しました）

さて、話を本題に戻しますとガーミンの実機レビューです。先ほどの時計コラム内でガーミンを紹介する記事をいくつも執筆してはいるものの、実際の私生活や運動時で使った経験が皆無だったこともあり、店舗でお借りしている複数のサンプルモデルを使って、その性能を試してみようというのが今回のきっかけです。

私に託されたのはガーミンのランナー向けスマートウォッチ「Forerunner（フォアランナー）265」というモデル。シリーズの中ではエントリー寄りの立ち位置です。

多岐にわたるラインナップの中で運動系データの取得に特化したForerunnerの特徴は、とにかく軽量で運動時でも邪魔にならないサイズ感であること。タッチ操作が可能な繊細なカラーディスプレイは、明るい日中の屋外でも視認性が確保されており、確かにこれは運動に特化したツールウォッチであることが分かります。

このForerunnerに限らず、ガーミンのスマートウォッチでは数十種類もの運動の記録に対応しているのですが、今回私が選んだトレーニングはバイク（サイクリング）。最低でも週一ペースでロードバイクに乗っている（とは言え数十キロ程度の短距離ですが）ので、本機の性能を試すにはちょうどいいと思った次第でした。

今回のトレーニングは小倉市内の自宅から門司港レトロ周辺までのゆるっと往復コースです。仕事が終わって意気揚々とロードバイクにまたがり、Forerunner 265のトレーニング開始ボタンを押します。（仕事終わりということもあり本調子ではありませんでしたが…）

GPSがONになったバイク計測中の画面では、走行距離と走行時間、そしてスピード（時速）が常に表示されるため、もはやロードバイクに装着しているサイクルコンピューター要らず。軽量さとラバーストラップの柔軟性も相まって、走行中はほとんど装着感が気になりませんでした。また、この表示の裏では心拍数や走行ルートなどの情報が詳細に記録されていきます。3時間弱のライドが終わって息を整えたら、気になるデータを確認してみましょう。

こちらがスマートウォッチ本体と接続しているガーミンアプリのデータ記録画面です。今回行ったトレーニングの詳細はここから見ることができます。総走行距離、合計走行タイム、平均距離に加え、平均心拍数やどのくらい坂を上ったかがひと目で分かります。

ガーミンの本領発揮はここからです。GPS性能の高さが抜きん出ていることを証明するのが、走行ルートの記録データ。このように地図上のどこを走ったのか・その時どの位の速度で走っていたかが正確にマッピングされています。航空写真の地図をさらに拡大しながら走行ルートを見ると、限りなく正確。場所にもよりますが、実際のルートと比較しても最大でも1m～1.5mほどの誤差しかないように感じます。

これには驚きました。下の画像のように、関門海峡が見える場所で自転車を停めて写真を撮ったという、移動の少ない細かな動きまで分かってしまうレベルです。

加えてスピードや高度、心拍数などが正確にグラフ化され、何㎞地点でどのくらいの速度が出ていたか、高度は何ｍか、その時心拍数はどの程度だったかなどなど、それはもう恐ろしいくらいに詳細にデータ化されているのです。

ガーミンのスマートウォッチはプロのアスリート、とりわけサイクルロードレースの選手も実践的に活用されているということにも納得しました。私はガチのサイクリストではないですが、確かにトレーニングを振り返る良いきっかけになり、特に走行ルート記録については、ロードバイクと旅した思い出の一つにもなります。

…以上が実際にForerunner 265を着用してサイクリングを行った感想です。短時間のライドでここまでガーミンの凄さを実感できるとは思っていなかったので、私としても新たな発見と衝撃がありました。このForerunner 265はサンプルなのでお返ししないといけませんが、ほかのモデルでも機会があれば試してみたいと思います。自分用にも1本持っておこうかな…

ここまで読んでいただきありがとうございました。それではまた！