新作の!オメガ スピードマスター ブラックホワイトが入荷しました!
熊谷2026.01.14
2026.01.14
オメガ
大変ご無沙汰しております。最近ブログが全然更新できていない、小林時計店小倉店の時計技術者兼Web担当の土井です。前回投稿したのが11月のイベントレポートですので2カ月ぐらい空いてしまいました…。
さて今回は久々のオメガネタです。2026年はどんな時計が発表されるかとワクワクしていたさなか、新年一発目にオメガがやってくれましたね。
「スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイト」
皆様ご覧になりましたか?めちゃくちゃ恰好よくないですか?私自身、普段はブルー系の時計ばかりに目が行ってしまう癖があってモノクロなカラーリングの時計はスルーしてしまいがちなのですが、それでもたまに刺さるものが出てくるんですよね。(昨年発表されたカルティエのサントスチタンとか)
1月13日の夜に本作が発表されて、私のX(@doi_kobayashi)にて「出ましたね」なんてつぶやいてからの翌朝(1月14日の出勤時)のタイミングで届いたばかりの実機を拝見。これはとんでもない完成度だと驚きました。それからそそくさと愛用のカメラを取り出し、溜まっている仕事そっちのけで撮影をしてしまったというわけでございます。
さて前置きが長くなりましたが、スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイトをご紹介いたします。先に断言しておきますが、ホームページの正面画像とは全くの別モノ。もちろんいい意味で、です。”時計は実機を見るに限る”とよく言いますが全くその通りですよね。

まずは全体像を。撮影機材はSONY α7Ⅲ+標準レンズのFE 3.5-5.6/28-70。スマホで見やすいように縦位置で切り出しています。窓のそばで自然光を使って撮影したので煌びやかさはありませんが、実際は非常に艶やか。通常のマットなムーンウォッチに比べて重厚感を感じさせるのは、このダイアルやベゼルの艶感が要因でしょう。

レンズをマクロ(SONY FE 2.8/50 MACRO)に交換し、この端正な顔つきに秘められたディテールを見ていきます。通称”逆パンダ”のカラーリングを採用した文字盤は表面全体がラッカー仕上げになっており、寸分の隙が無い完璧なまでの仕上げを実現させています。そして本作の最も注目すべきは、ホワイトラッカー仕上げのインダイアルにあります。
上の写真でインダイアルの下部分に影が落ちていることにお気づきでしょうか。これはインダイアルが1段分下がった”サンドイッチ構造”を採用していることに起因します。オメガが「ダブルプレートステップダイアル」と呼ぶこの構造は、少なくともスピードマスターコレクションで採用されることは初とのこと。通常のスピードマスターのインダイアルは、なだらかなすり鉢状になっていることと比較すると、全くの別物と言えます。

↑参考としてホワイトラッカー文字盤を。インダイアルがすり鉢状のため”面”で影が落ちます。
そしてこの「ダブルプレートステップダイアル」が真価を発揮するのが斜めから見た時です。

注目は1段下がったインダイアルの側面。公式ではロジウムプレートを成形し表面をポリッシュしていると説明していますが、鏡面部分がご覧の通りインダイアルの目盛を反射させているのです。斜めから見てここまで印象が変化する文字盤も少ないのではないしょうか。(店頭でご覧いただく際には土井がルーペをお貸しいたします!)
ちなみにこの文字盤が厚くなったぶん、ケース厚も通常の13.18mmから13.54mmにアップしていますが、腕に乗せた印象としては大きな違いは感じませんでした。

素晴らしいのは文字盤だけではありません。オメガのお家芸ともいえるセラミック技術の真骨頂が本作のタキメーターベゼルにも表れています。ブラックセラミック製のベゼル表面に文字部分をレーザー等で彫り込み、そこにホワイトエナメルを流し込んで”スミ入れ”するというとんでもなく手間のかかる作業を行っています。
上の写真が示すように文字の部分が凹面になっており、非常に細かなディテールですがこれが全体の質感を確実に高めています。よくあるレーザー刻印やプリントではこの上質な雰囲気を出すことは不可能です。

搭載するキャリバー3861の写真で最後といたしますか。このクラシカルな外観でマスタークロノメーター認定の精度と耐磁性を持ち、コーアクシャル脱機機を載せています。オメガは澄ました表情で実は凄いをやっているというということがよくありますが、3861はその最たる例でしょう。
さて、新作「スピードマスター ムーンウォッチ ブラック ホワイト」の細部をご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。マクロレンズでどれだけ美しく撮影しても、実機を見た時の感動には値しません。実機は小倉本店のオメガコーナーにて本日(1月14日)よりサンプルをディスプレイしておりますので、ぜひともご覧くださいませ。
そして大変ありがたいことに現時点で複数のお問い合わせ(予約エントリー)をいただいております。発表間もないモデルですので入荷時期が未定ではありますが…ご予約順にお渡し可能ですので気になっているという方はぜひお問い合わせください。土井のX(@doi_kobayashi)のDM等でもお気軽に!
でもやっぱり実機を見ながら、ルーペ片手に細部まで語りたいですね。小倉で時計談義、しませんか?