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【現地レポ】スタッフ筒井のドイツSinn本社研修日記!後編

スタッフブログ

どうも皆様、“おはこんばんちは”。 天神店店長のモリタです。

ドイツ研修に行っていた私ども天神店スタッフ筒井から、後半のレポートが届きました。 今回はSinnを含め多くの時計ブランドの「ケース」を専門に作っているSinnの子会社「SUG社」への訪問がメインです。

先日投稿した前編から続き、筒井らしい、実直でなおかつフラットな視点での現地の様子を伝えてくれています。 それでは筒井さん、今回もよろしくお願い致します。


■3日目:ドレスデンへの移動と現地での発見

小林時計店 天神店の筒井です。 3日目はSinn本社のあるフランクフルトからドイツ東部の街ドレスデンへ移動しました。

移動は飛行機だったのですが、機内誌にSinnが大きく載っているのを見て、やはり現地での知名度はかなり高いんだなと感じました。ガイドツアーにも参加し、ナポレオンゆかりの地などドレスデンの歴史的な街並みを歩いてきました。

とても良い天気!

夜の会食中、シュミット社長の秘書の方が、5連ブレスの駒を利用して指輪を作り着けているのを見せてもらいました。とてもSinn愛を感じる素敵なアイデアだなと思いました。

Sinnのブレスレットを指輪に!

夜はドレスデンを代表する建物「ゼンパー・オーパー」を視察。
世界で5本の指に入るほどのオペラハウスで、ここで演じるには厳しいオーディションを潜り抜けなければならないという説明を受けましたが、この豪華絢爛なオペラハウスならばそうだろうなあと感じました(この時ここまでの睡眠不足と疲労の影響で睡魔が限界、またオペラの知識など一切ないので感想が浅く…申し訳ありません)。


■4日目:グラスヒュッテのSUG社を訪問

4日目は、グラスヒュッテにあるケースメーカー「SUG社」へ行きました。 1998年にSinn社長ローター・シュミット氏と現SUG社長のお父さん、ドナルド・土ポルト氏が共同で設立した、Sinnを含むドイツの時計ケース作りの中心地です。

グラスヒュッテの街並みの中にあるSUG社

玄関にはU15、16、18の模型が置いてありました。SUGの社長もU18を着用されていて、「シュミット社長と潜水艦の前に立ち、これを時計にするのかと話したのが感慨深い」と、当時を振り返ってお話しされていたのが印象的でした。

SUG社の仕事と強み

社内は撮影NGでしたが、製作部長の方に案内してもらい、一通りの工程を見せてもらいました。

  • 手作業のこだわり
    驚いたのは、表面の仕上げや磨きが全て手作業だったことです。ここら辺は現在のスイスのケースづくりとは大きな違いがあり、そのおかげで大量生産以外の小さなロットでの作製、特殊な形状の時計ケースにも対応できているとのことです。
    また興味深かったのは、作業は無理な体勢で腰を痛めやすいため、「1人1日2時間まで」と作業時間が決められていることです。2時間で作れるケースは25個。生産性よりも作業者の体調を重視しています。
    ケースの仕上げ作業は3〜5年の修行が必要な、かなり専門的なスキルを必要とした、まさに職人の仕事でした。
  • 難しいケースへの対応
    現在製造部門は35名ほどの体制で他では作れないような難しいケースを専門にしています。
    素材などで専門性が高い時計を作る際は外部から専門技術の人を呼び作ることもあるそうです。
    Sinnの中で製造しにくいケースを聞いたところ「717」や「EZM10」、「ダマスカス」などは特に作るのが大変だと返答されました。
  • 他ブランドからの信頼
    今回、特別に「ここでは名前を出すことのできないとある有名高級ブランド」2社のケースも見せてもらいました。
    SUG社としては、こうした世界的な有名高級ブランドも手がけているという事実を、ぜひ伝えてほしいとのことでした(どこのブランドだったかは是非直接お店にいらしてご確認ください)。
    Sinnのような機能美を売りにしたブランドから、細やかなデザインを売りにしているブランドまで幅広くどちらにも対応できるのが強みです。
SUGがSinnの中でも作製が難しいという717(Sinn公式HPより)

刻印の工程

裏蓋にレーザーで刻印する様子も見学しました。 シンプルな556だと8分ほどですが、U15シリーズなどは1時間、さらにプラチナ素材だとその3倍の時間がかかるそうです。
かつては全て手作業だったそうですが、10年前からレーザーを導入し、精度を上げているとのことでした。


■カスタマーサービスセンター訪問。そして突然のサプライズ。

最後に、ドレスデンにあるカスタマーサービスセンターへ。 ここにはArドライテクノロジーの機材や防水検査機など、Sinnの修理に必要な機材がひと通り揃っていました.
センター内はショップも兼ねていてSinnの時計を買うこともできます。

また、ここではSinn独自のテクノロジー「ディアパル」システムに使われている歯車を実際に拝見。
なるほど、シリコン製の歯車というのはこういうものなのかと「ディアパル」の心臓部を興味津々で見ることが出来ました。

夜は会食で、現地スタッフの皆さんに誕生日を祝ってもらいました。
まさかのドイツで誕生日を祝っていただけるとは思っておらず、とても驚き、そしてとても嬉しかったです。

まさかのケーキ登場に驚きました…

さて、以上で研修は全て終了です。明日はドレスデンからフランクフルトに戻り、そのまま日本へのフライトとなります。長いようであっという間のドイツ滞在でした。
今回の研修では、Sinnの時計がどれだけ専門性の高い人たちに支えられているか、その裏側をしっかり見ることができました。
昨今の状況でSinnの時計の価格も上がったねと多くのお客様に言われることが多くなりました。
しかしながら、1本1本の時計が作られるその裏ではこんなにも多くの方々が情熱をもって携わっているんだということを知ることが出来、けっして値段だけでは語られない職人たちの魂のようなものがこもっていることをもっともっと皆様に知っていただかなければと思いました。

帰国後ご来店いただいたらぜひお声がけください。
Sinnの時計の裏側に隠された様々なストーリーをお話ししたいと思います。

今回参加した各地のジン・デポスタッフの方、関係者の方々との記念フォト

筒井さん、報告ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。
ドイツ研修日記前編から今回の後編まで、現地に行かなければ知ることが出来なかった情報ばかりでした。
この貴重な体験を是非皆さまに直接伝えて差し上げて下さい。

筒井は3月8日(日)に店頭に復帰予定です。小林時計店天神店にお立ち寄りの際は、是非彼に声をかけてやってください。きっと 現地で見てきたこと、聞いてきたことを、彼なりの言葉で皆さまにお伝えできると思います(時差ぼボケで朦朧としていない限りは…)。

Sinnの時計をご検討中の皆様、ぜひ小林時計店天神店へお立ち寄りください。

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