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いよいよ開催!広田雅将氏トークショー&グランドセイコーの稀少な逸品「45GS 復刻デザイン SLGW004」のご紹介

小林時計店小倉本店の時計技術者兼Web担当の土井です。

5月は小林時計店本店・魚町店にて「創業祭」という催事を行っており、通常では不可能な100回の無金利ローンをお使いいただける特別な1か月間となっております。その中で複数のイベントを行っているのですが、いよいよ明日(5月9日)、「クロノス日本版編集長 広田雅将氏×グランドセイコー/クレドール トークショー」が開催されます!

※本トークショーはおかげさまで満席となりましたが、ここでご紹介するモデルは5月9日まで魚町店の店頭にございますので、実機をご覧いただくことが可能です。

今回は、このスペシャルトークショーの日に特別に展示・販売を行う稀少な1本「ヘリテージコレクション 45GS復刻デザイン限定モデル SLGW004」をご紹介いたします。2024年9月に発表された世界限定200本(日本国内175本)で展開され、通常時には絶対に店頭に並ぶことのないモデルです。

グランドセイコー「ヘリテージコレクション 45GS復刻デザイン限定モデル SLGW004」。18Kイエローゴールド製ケース(直径38.8mm、厚さ10.4mm、日常生活用防水)。手巻き(Cal.9SA4)、パワーリザーブ約80時間。423万5000円(税込み)。世界限定200本(日本国内175本)。2026年5月9日までの展示・販売。

本作は”復刻デザイン”とモデル名にもあるように、1968年に発売された手巻き10振動のハイビート機・キャリバー4520を搭載した「45GS」を現在に復刻させたモデルです。当時のモデルと比較すると、外装のデザインを忠実に再現していることがお分かりいただけると思います。

特徴的なケースは18Kイエローゴールド製であり、確かな風格と重みを感じさせる仕立て。オリジナルの45GSが持つケースサイドからラグへとつながるフラットな面は、現代のザラツ研磨技術によって歪みなく磨かれています。オリジナルが持つそれとは一線を画す仕上がりで、面同士の境目のエッジや、ラグ間のフラットな筋目部分、多面体のようなラグ先端形状など、徹底して良質なものとなっています。

文字盤もまたオリジナルが持つディテールを見事に再現しています。12時位置の「SEIKO」、6時位置の「GS」マーク、その下の「HI-BEAT、36000」、さらにその下の「第二精工舎(オリジナルモデルの発祥地)」マークまで、文字盤に配されたすべての文字が当時と全く同じ書体を採用。さらに周囲のインデックスや針も他モデルの流用ではなく本作専用パーツのため、違和感を感じることなくオリジナルの雰囲気を醸し出しています。

そんな外装の一方で、中身は最新のスペックを持つというのが本作の面白いところです。搭載されるキャリバー9SA4は、スイスの新作時計見本市「ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2024」で発表された全く新しい手巻きムーブメント。オリジナルが搭載するキャリバー4520同様に毎秒10振動(毎時3万6000振動)のハイビートで時を刻み、安定した高い精度を実現しています。

約80時間ものパワーリザーブを実現するために、ゼンマイの入った香箱というパーツを2つ備える「ツインバレル構造」や、香箱からの動力をより効率よく伝達するための独自構造「デュアルインパルス脱進機」を取り入れるなど、精度と実用性のことを徹底的に追求した構造です。

個人的な注目ポイントはここ。キャリバー9SA4は手巻きのため巻き心地にもこだわっており、ゼンマイが逆回転してすぐにほどけることを防ぐ「コハゼ」というパーツに工夫が見られます。コハゼの形は、本作の組み立てを行う「グランドセイコースタジオ雫石」が位置する盛岡市の鳥であり、工房の敷地内にも生息する小鳥「セキレイ」から着想を得ているそう。街中の駐車場や道路で、尾羽をフリフリさせながらトコトコ歩き回るかわいい子。あの大半はハクセキレイという種で、見たことある方も多いはず。

ゼンマイを巻くと歯車の歯先を逃がすように小刻みに動くのですが、この様がセキレイが頭を振って餌をついばんでいるように見えるのです。外見的な遊び心と操作の快適さを兼ね備えたムーブメントは珍しいですよね。

…以上が「ヘリテージコレクション 45GS復刻デザイン限定モデル SLGW004」のご紹介でした。店頭で実機を見られる機会が滅多にないとても稀少な限定モデル。ぜひともお手に取ってご覧いただきたい1本です。

そして明日(5月9日)は待ちに待ったトークショーイベント。ご来場される予定のある方は、本作のほかにも複数のレアモデルが並んでおりますので、クロノス日本版編集長 広田雅将氏のトークも交えてグランドセイコーとクレドールの世界をお楽しみいただければ幸いです。

少し手短になってしまいましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。それではイベントでお会いしましょう!