速報、小林時計店 小倉店は、5月8日(金)より時短営業いたします。私が、個人的にひょっとしたら名品なのではと思っている、渡辺 力氏デザインのSEIKO PRESAGE SARX065の画像
大切なお知らせです。小林時計店 小倉店は、5月8日(金)より、午前11時開店、午後6時閉店の時短営業で営業を再開させていただきます。。また、毎週水曜日を定休日と致します。なお時短での営業再開に際して、スタッフの人数は必要最低人数での営業となりますので、御来店される御客様には出来れば御来店の御予約を御願い致します。また、電池交換などの作業にも少々余分にお時間が掛かる事も有るかと思われますので、どうか御了承下さいうます様よろしく御願い申し上げます。通常営業に戻す予定は、今のところ決まっておりません。今後の予定について詳しい事が決まりましたら、小林時計店のホームページやこのブログで直ぐにお知らせいたします。
話は変わりますが、個人的な好みだけで、このブログで御紹介する時計を決めております。したがって、必ずしも人気モデルを御紹介するブログにはなっていませんし、小林時計店のお店としてのオススメの時計のブログというわけではありません。何処までも個人的な好み、しかも大変偏った少々歪な好みで、様々な時計を御紹介するブログとして続けたいと思っております。下手な文章で申し訳なく思っておりますが、面白がってくださる方が、日本の何処かに一人くらいは居るのではと思って続ける覚悟の、One Third Stomach溝正です。
上の写真の方をご存知でしょうか。この方は、日本を代表するモダンデザインの大家 渡辺 力氏です。
1911年生まれ、1936年東京高等工芸学校(現 千葉大)を卒業後、ブルーノ・タウト氏が指導していた群馬県工芸所を経て、1949年渡辺力デザイン事務所を設立、1952年に発表した『ヒモイス』で注目を集め、1957年ミラノトリエンナーレに出品したトリイスツールと円形センターテーブルで金賞を受賞するなど、国内外で活躍し、黎明期の日本のデザインを牽引したのが渡辺 力氏です。
美しく機能的な、時代に左右されない渡辺 力氏のデザインは、これからも決して色褪せる事は無いのではないでしょうか。渡辺 力氏の哲学を受け継いだデザインの機械式時計が、下の写真のSEIKO PRESAGE SARX065です。
SEIKO PRESAGE SARX065
自動巻(キャリバー6R35、パワーリザーブ70h)、ステンレスケース(径39.9㎜厚12.4㎜)、琺瑯文字盤
内面無反射コーティング デュアルカーブサファイアガラス、10気圧防水、ホースレザーストラップ
価格¥132,000円(税込)
他のPRESAGEとは異なるラグの部分が強調されたデザインのステンレスケース、黒色バーインデックスの白い琺瑯文字盤、黒塗りの長短針とカウンターウエイトの無い黒い秒針、質感の高いホースレザーストラップなど、渡辺 力氏のデザインを取り込んだ極めてシンプルで視認性に優れた、しかも上品で力強く美しい時計に仕上がっています。レギュラーラインのPRESAGEとは一線を画す存在感のある時計です。PRESAGEには、以前から琺瑯文字盤の搭載モデルがありますが、バーインデックスを採用しているのは渡辺 力モデルのみとなっております。
このPRESAGEに搭載されている自動巻ムーブメントは、ロングパワーリザーブの新開発キャリバー6R35です。70時間のパーリザーブとなり、精度もより安定しているようです。メーカーの発表している精度は、日差+25秒~-15秒となっていますが、店内の修理室で確認したところ日差+9秒でした。実用的には十分な精度ではないでしょうか。
小林時計店には現在在庫はございませんが、大変珍しいブラウン琺瑯ダイヤルのSARX067も発売されております。こちらもお取り寄せは可能ですので、是非ともお問い合わせください。
次回は、SEIKOの機械式時計の中でも人気の伝統的なモデル、アルピニスト SBDC087を御紹介していなあと思っております。5月8日(金)からの営業再開を心待ちにしつつ、本日はここまで。