【IWC 2026年新作】紡がれる”星の王子様”の物語。2本のパイロットウォッチ プティ・プランス モデルが入荷
土井2026.04.14
2026.04.14
カルティエ
小林時計店小倉本店の時計技術者兼Web担当の土井です。ウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026開幕初日の時点でさまざまな魅力的な時計が発表されており情報整理に追われてしまっておりますが、これは時計好きならば毎年恒例行事ですよね。皆様の心に響いたモデルはもう見つかりましたでしょうか…?
今回本ブログのテーマは、カルティエ「トーチュ」の新作です。小さくてシンプルながらも、時計好きの心をくすぐる魅力的な1本が小倉本店に早速1本のみ入荷しましたのでご紹介いたします。やはり、美しく繊細な時計を撮影するときは気が引き締まるものでして…今回も気合を入れて私物のカメラで撮影しましたので、色気たっぷりのディテールをお楽しみいただければ幸いです。

トーチュは亀の甲羅からインスピレーションを受けてデザインされた、1912年初出のモデルを源流に持つ人気の高いシリーズ。今年のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブで発表されたトーチュは複数モデルあり、サイズはミニ・スモール・ミディアムの3種で、シンプルなポリッシュ仕上げのゴールドケースから、ベゼルにびっしりとダイヤモンドをセッティングしたものまで多種多様。
本作(Ref.WGTO0015)は最もシンプルでスタンダードなモデルとして位置づけられており、最も驚くべきは本数限定ではなくレギュラーモデルとして展開されるということ。トーチュと言えば、2024年に「CPCP(Collection Privee Cartier Paris:コレクション プリヴェ カルティエ パリ)」から登場して復活を遂げたことで話題となりました。手巻き・2針・ブレゲ針仕様で世界限定200本と、高い稀少性がゆえにごく一部のコレクターの手にしか渡らなかったこともあり、トーチュのレギュラー化を待ち望んだファンの方も多いのではないでしょうか。

その伝説的なプリヴェコレクションのものとは仕様が変更されたものの、本作も紛れもないトーチュの一員です。K18イエローゴールド製のトノー型ケースは、縦33.4mm、横26.7mm、厚さ7.2mmと非常に小型で、スモールサイズとしての展開となります。極端に小さすぎず、また大きすぎないため男性でも女性でも違和感なく着用できるでしょう。

注目すべきはシャンパンカラーの文字盤。カルティエはスタンプ加工と説明していますが、高精度な型押しにより文字盤が立体的になっています。中心から放射状に波打つようなパターンが刻まれており、さらにローマ数字のインデックス部分が(シークレットサインも含め)浮き上がっていることにお気づきでしょうか。上の写真では伝わりにくいとは思いますが、実機をルーペで観察するとその立体感がよく分かります。
イエローゴールドにコーティングされたバトン針は、それなりに厚く表面は丸みを帯びており、さらに驚くべきは分針の先端がわずかに曲げられていること!何を隠そう、私は”曲げ針”が大の好物なのでして…モデルにもよりますが分針や秒針の先端が曲がっていると喜ぶタイプの人種です。笑
トーチュの針はお見事。薄型のクォーツモデルでありながら、そこそこ厚みのある針を曲げている…これだけでも見る価値があると思います。本気で。

サイドに目を移すと、これまた見事なポリッシュ仕上げが発揮されています。ベゼルからケースサイド、そしてラグにかけてトーチュらしい滑らかな曲線が、直感的に美を感じさせてくれますよね。またリュウズは抜かりなく8角形になっており、サファイアカボションのブルーがアクセントになっています。

ケースバックは例に漏れずソリッド。周囲が丸みを帯びているほか、表面がサテン仕上げのため肌あたりが良い印象です。搭載されているのはカルティエが開発した高効率クォーツムーブメントのため、電池交換の頻度が一般的なものの半分ほどとかなり実用的になっています。
いかがでしたでしょうか。本日(4月14日)から小倉本店の店頭で販売を開始しましたので、ぜひとも実機をご覧ください。特に、文字盤とか…針とか…凄いので見てほしいのですよ…(私物のルーペをお貸しします)
本作はレギュラーモデルではありますが、2本目以降の入荷は未定、かつタンクやサントスなどの定番シリーズと比べるとかなり生産本数が限られるとのことなので、気になる方はご遠慮なくお問い合わせください。土井のX(@doi_kobayashi)のDM等でもお気軽に!
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!