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MR-Gが30年の歴史でたどり着いた境地。121万円のフロッグマン「MRG-BF1000EB-1AJR」予約受付開始!

ジー・ショック

小林時計店小倉本店の時計技術者兼Web担当の土井です。出張や連休続きで小倉店・魚町店をしばらく離れていたため、軽く浦島太郎のような状態ではあるわけですが…そんな中で皆様にお伝えしたいニュースが入ってまいりましたので超急ぎで筆を執った次第でございます。

今回ご紹介したいモデルは、カシオ G-SHOCKの高級ライン「MR-G」から登場した新作「フロッグマン MRG-BF1000EB-1AJR」。世界限定800本で展開され、MR-Gシリーズの誕生30周年の節目を祝う記念モデルです。高性能ダイバーズウォッチ「フロッグマン」として最高峰のモデルであり、その価格はなんと121万円(税込み)。

何故こんなにいいお値段なんだ?ホワイトゴールドやプラチナでも使っているのか…?モノを見らず価格だけ見た時にはそう思いましたが、貴金属を使わずとも、細部まで観察していくと納得。手間とコストのかけ方が全然違う…パーツの細分化や複数種類の金属系素材の使い分けなど、知れば知るほど価格に頷ける部分が見えてきます。まさにカシオが本気で挑んだ1本であり、MR-Gシリーズ30年の歴史の結晶と言うべきモノに仕上がっています。

(今回はまだ実機が届いていないため公式画像となります。ご了承くださいませ…)

↑MR-G「フロッグマン MRG-BF1000EB-1AJR」チタン×コバリオン製ケース(直径49.7mm 、厚さ18.6mm)。200m防水。Bluetooth機能付きソーラー電波モジュール。専用チタンブレスレット、プロテカ製ハードケース付属。121万円(税込み)。世界限定800本。2026年6月12日発売予定。少数のみ入荷あり・ご予約受付中。

カシオ公式サイトの記事にて、本作の開発者の方曰く「世界の秘境や大自然の探索を嗜好する​価値観を持つアクティブな方々」のための時計だと紹介されており、本作のテーマは南極周辺の海中で起こる自然現象「ブライニクル」。別名”死の氷柱”とも呼ばれ、氷点下でも凍らない濃い塩水が、周囲の海水を凍らせながら下降し、筒状の氷構造を形成するというもの。1970年に初めて科学的に報告され、海底生物たちをも凍らせてゆく、美しくも攻撃的な姿に多くの研究者が魅了されています。

このテーマを感じさせるのは、コバルトクロム合金の一種である「コバリオン®」を使用したベゼル部分。日本で開発された合金であるコバリオンは、ステンレス素材を上回る硬度を持ち、プラチナのように白っぽく光を反射するという特性を持ちます。高硬度ゆえ加工が大変であるにもかかわらず、このコバリオン製ベゼルに100以上のファセットカットを入れているのです。これを行うのは、ダイヤモンド研磨において数々の功績を残してきた”匠”、小松一仁氏。しかも単調なカットではなく、カット面が渦状に少しずつずれていくようなデザインで、これが前述した「ブライニクル」を表現しているといいます。

ファセットカットを施すコバリオンは純チタンの約4倍もの硬度を持つため、その高い加工難易度と手間のかかりようはステンレスの比ではありません。当然カットはマシンによる全自動ではなくすべて手作業。一つ一つ丁寧に行っているので、一日に多く作れても10枚未満だそうで…これを800本分製作する大変さは容易に想像がつきます。

また1時・5時位置に配置されたブルーの貴石「ラボグロウンブルーサファイア」は、これまでのハイエンドなMR-Gの意匠を受け継いだもので、太いフロントビスに重なるようにセッティングされています。ブルーサファイアには冷静さをもたらす石言葉があり、冒険者のための時計であるMR-Gに相応しいものだと感じます。

ベゼル以外のケースを構成するのは、およそ70もの軽量なチタン製パーツ群。フロッグマンを特徴づける左右非対称のケースは、200mの防水性を保持するために細分化されたパーツ同士を高密度に組み合わせられ、まるで要塞のようです。また蒸着によりブルーに染められたサファイアクリスタルの中央にはフロッグマンのカエルのキャラクターがあしらわれ、遊び心とフロッグマンの伝統が込められています。

また本体だけではなく付属するベルト類にも注目。初めは、汚れや経年変化に強くしなやかな「デュラソフトラバー」製のストラップが装着されており、ケース裏面のボタンを押すとサイドのピンが抜けるようになるので簡単に外すことができます。なんと付属するのはフルチタンの専用ブレスレットです。オプションではなく付属品。これだけでそこそこいい時計が買えるほどのコストをかけています。潜水時などハードなシーンではラバー、普段使いはチタンといったふうに使い分けが可能です。

加えて本作には日本のスーツケースブランド「プロテカ」が製造する専用の時計ボックスが付属します。衝撃を吸収する構造のため、飾っておくだけでなく旅のお供としても持ち歩いて”実戦”も可能。山形で製造される時計本体だけではなく、付属品まで日本製にこだわった逸品です。

いかがでしたでしょうか。カシオが本気で”実用”と”ロマン”を追い求めて、30年間の歴史でたどり着いた境地、それが「フロッグマン MRG-BF1000EB-1AJR」なのです。

800本限定の本作、小林時計店では(具体的な本数は書けませんが)数本のみ入荷予定で、現在ご予約受付中です。カシオ公式通販では予約受付を行わず、全国の限られたリアルショップでのみ展開される限定品ですので、狙っている方は是非お問い合わせください!小林時計店オンラインストアの商品ページから、もしくは店舗に直接お電話にて承ります。

店舗に実機が並びましたら、土井のX(@doi_kobayashi)にてすぐにアナウンスいたします。今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた!


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