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待望の‼ クレドール ロコモティブ ブルー文字盤の新作「GCCR995」が入荷!その魅力を撮りおろし写真とともにご紹介

クレドール

小林時計店小倉本店の時計技術者兼Web担当の土井です。今日も大分店に出張中でございまして、外は雨。6月に入って九州北部は梅雨入りしてしまいましたが、そんなちょっと沈んでしまった気分を晴れやかにさせてくれるような魅力たっぷりの新作が小倉の魚町店に入荷してまいりました。

それがこちら。クレドール「ロコモティブ」の新作 GCCR995です。

クレドール「ロコモティブ」のGCCR995」ブライトチタン製ケース(直径38.8mm 、厚さ8.9mm)。10気圧防水、ねじ込み式リュウズ。自動巻き(Cal.CR01)、パワーリザーブ約45時間。198万円(税込み)。2026年6月6日現在、魚町店にて在庫あり。

今年のウォッチズ&ワンダーズ ジュネーブ2026にてお披露目された、皆さま待望の青文字盤モデルです。クレドールのブランド誕生50年という節目で2024年に復活した300本限定版のグレー文字盤、翌2025年にレギュラーモデルとして展開されたグリーン文字盤に次ぐ、新生ロコモティブとして3作目となりました。本作もグリーン同様にレギュラーモデルとして展開されます。

1979年に巨匠ジェラルド・ジェンタ氏によってデザインされたオリジナルモデルが持つ要素を受け継ぐ、現行ロコモティブ。細かなデザインは氏が遺したデザインスケッチを可能な限り忠実に再現しながらも、文字盤など現代的な解釈も一部加えています。70年代では成し得なかった工作精度や仕上げなども含めて、オリジナルとはまるで別物に仕上がっており、これは「ジェンタ氏が本当の意味で作りたかったロコモティブそのものである」と世界的に高い評価を得ている1本なのです。

↑六角形を模ったハニカム構造のようなデザインを持つ新生ロコモティブの文字盤。光の反射を受け遠目だとまだら模様にも見えます。

さて、やはり注目すべき部分は文字盤。待望の、と冒頭で書きましたが、このロコモティブに関しまして文字盤カラーに対する多くの意見を各所で聞いておりました。グレー、からのグリーンという流れは何故…?と。2作目にグリーンという色を選んだ理由は、「Green Light=信号機の青=進め」という、クレドールブランドを前進させるロコモティブの”推進力”を表現したいという想いがあったからだと公表されています。

しかしジェラルド・ジェンタ氏がデザインした名作たちには、色味は違えどブルー文字盤が採用されていました。ブルーは今や文字盤の定番色。爽やかでスポーティーな印象を持つブルー文字盤は、現代のラグジュアリースポーツウォッチというジャンルと相性が良く、欠かせないものとなっています。ロコモティブのブルー文字盤は多くのファンが切望していたものであり、3作目にしてブルー文字盤の採用は必然だったとも言えるでしょう。

↑文字盤にフォーカスしたお気に入りの1枚です。日付窓の縁取り面やインデックスの側面まで抜かりない仕上げ。拡大してこそ本作が高価である理由が見えてきます。

とはいえただの意味の無い青、というわけではありません。「Dawn Blue(ドーンブルー)」というカラーテーマが採用されています。「Dawn」は夜明けや新たな物事の始まりを意味する単語で、長い夜が明けて新たな一日を迎える時間帯の、薄青の空に着想を得ているそう。夜明けというテーマから、ロコモティブの輝かしい未来を願うものとなっています。

文字盤には複雑な幾何学模様のパターンが施されており、これはネジやリュウズなど、ロコモティブのデザイン要素として各所に散りばめられた”六角形”へのオマージュ。六角形の縁取りの内側は、2方向のストライプが規則的に入っているため、光が文字盤の表面に当たる角度によって色味が変化し、様々な表情を楽しめるようになっています。

↑さらに文字盤を拡大してみましょう。斜めに入ったストライプは2方向。それらが規則的に並ぶことにより特徴的な表情をもたらします。さらに、型押しパターンの上にクリアラッカーを厚塗りしているため表面が平滑であり、そこに印字された文字が一切歪んでいません。ラッカー仕上げ面は艶があるため、上の写真が示すように針やインデックスが表面に反射して浮遊感を生んでいます。このクリアラッカーの厚塗りは、まさにグランドセイコー譲りの技術と、妥協を許さないプライドが表れている部分です。
↑続いては本作の大きな魅力の一つであるブレスレット。ケース同様に素材はセイコー独自のチタン合金、ブライトチタンが採用されています。個人的には、国産時計最高峰の質感を誇るチタンブレスレットだと言い切ってよいと思っており、デザイン面でも仕上げ面でも、異常なまでの手間がかかっていることが容易に想像できてしまいます。実際にこのブレスレットを作れる職人は片手で数えられるくらいしかいないそうで…本作がレギュラーモデルであることが不思議なくらいです。

短い6角形の2か所のリンクで連なった構造であるにもかかわらず可動域が広いため、腕が細い方の手首にも問題なくフィットします。またリンクとコマの裏面もカーブが付けられており、着用した際の通気性も考慮されているのでしょう。

それから、搭載されるムーブメントはクレドール専用の自動巻きCal.CR01。パワーリザーブは約45時間と標準的で、ソリッドバックのためムーブメント自体を裏側から鑑賞することはできませんが、これがケース厚8.9mmというスリムな造形に貢献しています。

↑手袋越しでのリストショットで失礼いたします。ケース径は38.8mmというスペック値よりも小さく見えるかもしれません。ステンレススティールよりも約30%軽傷なブライトチタン製の薄型のケースとブレスレットが、非常に快適な装着感をもたらしています。実用時計のグランドセイコーではなく、ドレスウォッチを展開するクレドールブランドとしてのロコモティブであるからこそ、スポーツとドレスが共存する上品さがあるのだと感じました。

いかがでしたでしょうか。待望の新生ロコモティブ青文字盤。ただ青いだけではない「Dawn Blue(ドーンブルー)」の色には、クレドールらしい哲学が詰まっているのです。

本作はこのブログを投稿した2026年6月6日現在、小倉の魚町店に1本のみ在庫がございます。限定モデルではありませんが生産本数も少なく、入荷時期が安定しないお品物ですので、お探しの方はぜひ[お問い合わせフォーム]かお電話にてお問い合わせくださいませ。また土井のXアカウント(@doi_kobayashi)のDM等でもお気軽に!

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。それではまた!

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