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ノルケインのファクトリーツアー報告!2日目

スタッフブログ

さて、前回のノルケインファクトリーツアー1日目ブログに続き、2日目です

2日目はがっつりな工場見学

まず1社目がモントレモ社

スイスの高級時計産業のラ・ショー・ド・フォンに拠点を置く、時計の文字盤(ダイヤル)製造を専門とするメーカーです

こんなところです

「モントレモ?あまり聞かない名前だなぁ…」と思う方も多いかもしれませんが、実はかなり多くのブランドの文字盤を手掛けており、ノルケインはもちろん、ほかには………っと、言わないお約束でした

まぁ、皆さんが知っている時計ブランド5個くらい上げていただければ2か3はモントレモの文字盤を使っている可能性が高いです

※店頭でお話をしに来ていただければこっそr…っと、秘密ひみつ

あまり社内をパシャパシャ写真が撮ることができなかった(というか大人の事情により掲載できないというか)ので、雰囲気だけお伝えしておきます。

工場内に入るまでも様々なブランドのロゴや文字盤がいたるところにぽろぽろと…

いちいち感動、いちいち写真を撮っておりました。

ちなみの文字盤の製造工程は真鍮のカットや印刷、インデックスの取り付け、サンレイ仕上げや色付け等、15の工程があるそうですが、15工程の中の1つの中でも何度も手が加わっており、細かくすると150工程くらいあるんやないかと思ってしまうほどでした!

左は時計のインデックス、右が文字盤に使う貝(MOP)の素材です。

インデックスはこんなに小さいものを穴に12か所入れ込むだけの人がいて、次にこのインデックスから飛び出ている足のようなものを固定する人がいて、機械でできないものは手作業で固定する人がいて…

文字盤の仕上げや色によっては機械で固定ができないそうです…

そしてMOP文字盤に使用される貝は実物をみると本当にぺらっぺら!!!

薄すぎて、この状態から製品化できるものは50%しかないそうです

(貼り付けの際に割れたり、綺麗でなかったり、折れたり)

実際に紹介している方が「これはこんな感じに曲がっておれちゃうんだよーはははー」と作業している人の後ろでパリパリに割っていた時は少しだけ変な空気が流れました…(仕事を増やさないであげてー--!!もったいない!)

そしてこちらはスーパールミノバを塗布している様子…

白い瓶に入っているのが光る粉、スーパールミノバです

原価で1グラム400CHF(日本円で約8000円)もするらしく、1瓶で80万円するらしいです…

めちゃ高い!!

そしてそれを機械で文字盤に手作業で塗布していきます。

インデックス部分は塗るように、ポイントのところはちょんと置くように、、、

文字盤には1枚1グラムくらい使用するとのことですので、一般的な時計はスーパールミノバ使うだけで日本に来るだけでも3~4万高くなってしまうのは納得、むしろもっととってもいいのでは…?

材料費、工賃、機械代、人件費…

今回のノルケインの新作エンジョイライフ スプリンクルは多くの種類と量の夜光を使っているので、かなりの贅沢仕様、文字盤全体が光るものはそりゃ高くなりますよ…

こちらは文字盤にプリントをする工程

左の写真はノルケインの新作ですが、上がプリント前、下がプリント後です

うまく説明ができないのですが、版にインクをどっぷり乗せて、摺り切り板のようなもので余分なものを取り除き、版に残ったものを右の機械に転写し、文字盤に印字する  といった流れです

右の写真のお菓子のアポロのようなものにインクをのせて、文字盤に「ぼよよーん」と押し付ける感じ

(実際には消しゴムのような硬さがあり、ぼよよーんとはなりませんが、ぼよよーんって感じなんですよ…)

ちなみにですが、これもガチャガチャ生産できるわけではなく、印刷のミス、文字盤の個体差により、わずかながら1枚1枚都度都度微調整を入れてPCで修正し、作業を行います。

時間的には1枚印字するのに10~15分はかかっていたように感じます。

こちらは真鍮の板を文字盤にくりぬく機械

センターの穴をあける機械→インデックスの穴をあける機械→その他の穴をあける機械→文字盤型に切り抜く機械と流れ作業になっていました。

ガッシャンガッシャンと工場の音らしい空間…

最後に出てくる部分を2分間見続けていました。

切り抜いて余った材料は溶かして再度板にするそうです。

こちらは文字盤の色付けをしている様子

特殊な溶剤に浸し、時間がたったら上げることで色がついていきます。

画像ではわからなかったのですが、実際に見るとシルバー色がカッパー色になっていました。

ちなみに黒やブルーなどの濃い色は作ることが少し難しくなるそうです…

たしかに色によって価格が違うブランドもありますよね…

その工程の難易度かもしれません

そしてここではサンレイ仕上げを施す様子

左の写真の加工前と加工後がありますが、様々な金型から仕上げをするものを選び、

ブラシのようなものが回転+セットした文字盤が回転し、あの光り輝く美しいサンレイ仕上げとなります。

これはワイルドワンクロノグラフの文字盤

これだけを見ることもなかなかないので新鮮ですね

そしてこちらがワイルドワンの文字盤です

色付け前なのでゴールドカラーですが、真鍮にレーザーカットで0.05mmずつ3層の文字盤となっています。

最後に下を切り抜いて別の色を入れて完成!となります

ちなみにこの文字盤、1枚作るのに1時間30分かかるとのこと…すごいとしか言いようがないというか、手間がかかりすぎているというか…

ということでモントレモ社訪問の内容でした!

ここで書けることだけでもこのくらいの情報量があるので、、、学びが沢山…

そんな満足度マックスな状態からそのまま次の向上へ

2つ目がBIWI社です。

ラバーストラップを中心にケースや他の医療系、モータースポーツ、アート、ファッションなどの世界にもかかわりがあります。

こちらがBIWI社の受付

スタイリッシュで洗礼されたデザインで美術館のような、アートの世界にいるような感覚でした!

BIWI社は1981年に創業した歴史としては浅い会社なのですが、現在250名の社員が在籍しており、多くの機関からクオリティの承認を得ている会社

実はスイスでは国民のIDカードを作成、管理しており、BIWIのトップの方もこのIDカードを触ることができない秘密の多い企業です

そんな会社の工場に潜入できるなんてわくわく!!!

そしてこちらの3枚を写真でアップしていますが、実はここで忠告が入ります

B「ここからは絶対に写真はNGです!!カメラマンは入らないでください!!!」

そんな中、私は工場の中に入りました…ドキドキ

ここからは文面だけの実況ブログ…

BIWIで手掛けているストラップはモントレモと同様、世界で超有名で、超高級な時計メーカーのストラップの製造もおこなっております。

もちろんファッションブランドでも皆さんが知っている「あのブランド」や「このブランド」もBIWIに依頼をしているほど

工場にはいると、まずはBIWIの中でも本当に一部の人しか立ち入ることができないスペースがあり、超極秘のミーティング、プロトタイプの製作を行っているところがありました。

(窓ガラスがミラーレンズサングラスのようになって、中が全く見えない状態になっていました)

そしてそこから進むと、様々なラバーの金型がおいてあり、その先には金型を作るスペースに

BIWIの凄いところはここかもしれません、本当に繊細で美しい金型が沢山あること

ノルケインのストラップのパーロンラバーストラップは本当に編み込みをしているかのような雰囲気があり、カウチックラバーは本革のような模様の雰囲気があります。

ここに非常に手が込んていることが分かります。

そしてラバーストラップと言うと、大量にガンガン生産できそうなイメージがありますが、種類によっては1時間に4本しか生産できないものもあるそうです。

例えばラバーを2色使い、2層になっているもの(ノルケインのワイルドワンのストラップにもございます)

このようなものは1層目をまず作り、そして2層目に違う色のラバーの材料を挟み、プレスし、形成していきます。

※これは実際に見なければイメージできなく、私のボキャブラリーの少なさでは伝わりません…

そして形成されたものからでるバリを手作業でとり、機械をきれいにして、またセットし、プレスし…を繰り返します。

一つひとつの作業は簡単そうに見えても実は下準備に時間がかかる、非常に大変なお仕事…

また、別のところではノルケインのストラップを製造しているラインを見ました!

ここでは超長い板ガムのような素材を金型に流し込んで制作をしていましたが、これまた時間のかかる仕事をしていました。

そして出来上がったストラップはまだ完成ではなく、簡単に手ではがされたバリをさらにきれいにすべく、部分ごとにパートが分かれて仕上げを行っていました。もちろんここから手作業で研磨機を使い、磨きの作業です。

サイド、ラグ部分、ストラップ取り付けの金具、全体的な仕上げ…すべて人の手、すべて目視…

以前、松下庵のストラップについてなぜ高いのか?をブログ書きましたが、ラバーストラップも舐めてました、非常に手が込んで、職人や働いている方の真面目さや細かな作業を見ると、値段に納得します。

熊「ラバーストラップが5万円?安いタイヤは1本1万円でおつりがくるのに、材料費もかかっていないのになぜ高いの?」そんな思いを持っていたころの私を殴ってやりたい

これは私が目で見て感じたからこそ、本心でそう思います。ラバーストラップも世界の職人がこれでもか!と丁寧に手作業で行っている…5万円で作れることの凄さを感じています

※いまならラバーストラップで30分は語れます。

とまぁ、こんな感じでラバーストラップづくりに感銘を受け、BIWI社を後にしました。

写真があれば3時間は軽く話せます…

そんなこんなの工場見学報告!

なかなか他では語れることのないサプライヤーのお話でしたがいかがでしたでしょうか?

本当はお店にお越しいただければできる限りのことのお話はさせていただきます!!!

今回のファクトリーツアーのメインどころの報告は以上です!!

3日目、4日目も更新はしますが…旅行記みたいになりそうです。

続きは必ず書きますね!

もし今回のブログでご興味いただければぜひ小林時計店でお話をしましょう!!