MENU

Staff Blogスタッフブログ

【オメガ 2026年新作】スピードマスター 38 最注目のブラック文字盤モデルが早くも入荷!

オメガ

小林時計店の時計技術者兼Web担当の土井です。今回のテーマは最旬の話題であろうオメガのスピードマスター 38の入荷情報。現在スイスで開催中の新作発表イベント、ジュネーブウォッチデイズ2026にて披露されたコレクションの一つです。

この新生スピードマスター 38が発表されてから早一週間、最もスタンダードなブラック文字盤モデルが早くも入荷いたしましたので、撮りおろし写真とともにご紹介いたします。

オメガ「スピードマスター 38」Ref.324.30.38.50.01.002
ステンレススティール製ケース(直径38mm、厚さ14.75mm)。100m防水。自動巻き(Cal.3332)、パワーリザーブ約52時間。97万9000円(税込み・2026年9月現在)。1本のみ即納可能在庫あり(ブログ投稿時点)。

オメガのスピードマスター 38のコレクションの立ち位置としては、これまではどちらかというとレディース向けという印象でした。それは単にケース直径が小ぶりであるだけではなく、クロノグラフのインダイアルを幅を広げてオーバル状にしたり、そこにダイアモンドをセッティングするなど、どこかフェミニンな印象を漂わせる意匠。一部の例外としてブラック文字盤のモデルのインダイアルは通常通りの円形でしたが、文字盤に艶のあるサンレイ仕上げを施すなど、スタンダードな”スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ”とは全く異なる、ファッション性を重視した解釈で作られていました。

ところが今回発表された新モデルたちは、これまでのスピードマスター 38とは一変し、原点回帰と言うべきか、よりクラシックな印象になりました。レディースとしての印象が強かったオーバル型のインダイアルは払拭され、全体的にユニセックスな印象にリニューアル。文字盤の色違いやベゼルにダイヤモンドをセッティングしたものなど計7モデルをラインナップしており、今回入荷を果たしたのは最も”ムーンウォッチ”然としたブラック文字盤モデルです。

写真を見れば一目瞭然、まさしくあのムーンウォッチがほぼそのままの形で小径化したかのようです。文字盤で言うと細かな目盛や振られたアラビア数字、針の形状、またベゼルインサートのタキメーター表記にある「ドット・オーバー90(DON)」までもがオリジナルのムーンウォッチを継承しています。全体的なデザインコードは昨年10月に発表された「ミラノ・コルティナ エディション」から受け継がれたもののようですが、文字盤やベゼルの質感を変えているので全くの別物です。

続いて文字盤にフォーカス。表面の質感を見ると、見事にムーンウォッチと共通したザラつきのあるマットな仕上げになっています。表面に窪みを作り、そこにルミノバ(夜光塗料)を流し込む手法や、12時位置に置かれたアプライドのオメガロゴ、インダイアルの窪みと中央部に施されたサークル状のライン、そして文字盤同様のマット仕上げになった白い針までもが同様。逆に言えばムーンウォッチとの違いはサイズとインダイアルのバランスだけでしょう。

裏返すとスピードマスターという文字とともにシーホースの意匠が配置されています。搭載する機械はオメガのキャリバー3332と前作から大きな変更はありません。スペックとしては、オメガの代名詞であるコーアクシャル脱進機を採用した高精度機であるためクロノメーターを取得、他には耐磁性能など汎用機をベースとしながらも惜しげなくオメガらしい技術が投入されています。

本作でよく意見されているのは厚みの話ですが、これはムーブメントが汎用機をベースとした部品配置であることに起因します。それで自動巻きのローターもしっかり厚みがあるため、そのぶん裏蓋を膨らませるような形状になっていることは否めません。しかしスピードマスターを特徴づける、ラグからケースサイドにかけての側面部分を薄くすることで、視覚的に分厚い印象を持たせないための工夫が見て取れます。実際、上の写真のようにサテン仕上げのケースサイド部分は、全体の厚みの半分かそれ以下。かわりにシャープなポリッシュ仕上げのベゼルや、側面の上下に大きめの面取りを入れるなど複雑な造形です。

実際に本作を腕に載せてみると、一般に言われているほど厚みは気にならない印象でした。その理由は38mmという小ぶりなケース直径と、やはり面取りされたラグから側面にかけての形状にあります。これが、スピードマスターのツーカウンターシリーズのように40mmを遥かに超えていたらまた印象は変わってくると思います。厚みに関しては、手首の太さやその人によって感じ方が全く異なってくる部分なので、ぜひ試着されることをお勧めいたします。

本体同様、ブレスレットも刷新されました。これまた”ムーンウォッチ”然とした雰囲気で、具体的には丸みを帯びたコマ一つ一つの大きさをオリジナルのムーンウォッチに近づけています。2本のポリッシュラインが入った5連構造も同様。ラグ側からバックル側にかけて細くシェイプする造形もまさに本作がスピードマスターの一員であることを主張しているかのようです。留め具部分にはわずかに延長できるアジャスト機能もついており、ブレスレットも一切手を抜いていないことが見て取れます。

いかがでしたでしょうか。多少手短になってしまいましたが、新作スピードマスター 38 ブラック文字盤モデルのご紹介でした。まさに”スモールムーンウォッチ”と言われているようにオリジナルのデザインを深く取り入れ、これまでレディース色の強かった38mmケースを、よりジェンダーレスにアプローチする魅力的なコレクションに昇華させています。

なお本作は本ブログ投稿時点で、小林時計店小倉本店に即納可能な実機が1本のみございます。ご興味がございましたら、お気軽にご遠方からでもお問い合わせくださいませ。土井のX(@doi_kobayashi)のDM等でも大歓迎です!

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

New Post

最新の記事一覧

Staff List

スタッフ別記事一覧

Brand List

ブランド別記事一覧

omega

オメガ の商品一覧を見る

VIEW MORE